内容説明
1887年10月6日、シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ誕生。すべては、その時、はじまった。コルビュジエと住人の対話、そして、喜び、哀しみ…を、マンガとエッセイで描く。
目次
プロローグ 住人vs建築家、史上最強の大げんかの果てに
第1部 コルビュジエさんの生まれた場所―1887~1916(建築家は波間に消え、すべては住人にゆだねられた;時計職人の町に生まれ;十七歳の建築家;絶望と希望、ファサードだけのパリとオーギュスト・ペレ;三千年の住まい方を見たあとで)
第2部 生きてゆく建築―1926~(住人vsコルビュジエ、ペサック・破れかぶれ編;イヴォンヌの胸;クセナキスの宿題;異邦人コルビュジエ、インドをさまよう;住人vsコルビュジエ、チャンディーガル・対話編)
エピローグ 住人たちは「コルビュジエ」を勝手気ままに住みこなす
著者等紹介
市川智子[イチカワトモコ]
1974年、神奈川県生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒業。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターになる。新聞連載小説や本の挿絵を描くかたわら、ル・コルビュジエの研究を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コットン
64
建築案から実現した建物が少なくてもコルビュジエは建築のことをいつも考えていた人生だったんだなと実感させてくれる。一部分コミックの手法を駆使し楽しませてくれつつ、参考文献を使って忠実に語っていて興味深い。2019/03/11
umico
5
文章はあまり…だったので読みとばす。でもイラストは絶妙な味があって魅力的。全部漫画にしてほしかった。コルビュジェのアパートをみんなが好き放題にリノベするの図なんて最高。ずっと見ていられる。2020/02/24
順子
1
エリンギみたいな教会堂や、イモムシの足がたくさん付いたような巨大集合住宅を作った伝説の建築科コルビュジエ。意匠学の教科書とは違った著者独自の視点から彼個人と作品を解説。建築好きは読むべし!イラストと漫画と解説で読みやすくて面白い。2012/05/20
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- 和書
- 脳活の種