内容説明
インテリアは深カワイイ。材料、納まり、歴史など多様な分野をコンパクトに。笑えるイラスト付き。
目次
1 インテリアのはじまり
2 近代のインテリア
3 日本のインテリア
4 材料
5 端部の納まり
6 床・壁・天井の納まり
7 建具の納まり
8 建具と金物
9 カーテンとブラインド
10 設備
著者等紹介
原口秀昭[ハラグチヒデアキ]
1959年東京都生まれ。1982年東京大学建築学科卒業、86年同大学修士課程修了。現在、東京家政学院大学生活デザイン学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nishiumi
11
絵がちょっと古いけど、非常〜〜に分かりやすい!インテリア(というか内装?)の要点が、歴史、和洋、収まり、素材、寸法など様々な観点から図解されてます。基本用語もバッチリ押さえられるので、初学者にも、実務の復習にも◎。内装メインだから家具やプロダクトの知識は別の本で。構造や設備、環境もシリーズで出てるから読んでみようかな。2024/08/27
こでぃも
0
初心~ ◎ おさまり解説◎ 豆知識◎ 【是非再読】2015/04/28
たこ焼き
0
アアルト、ウェグナーの椅子、ヘニングセンのライト。鴨居と同じ高さに長押をつくることで部屋の中で垂直性よりも水平性を演出するのが日本建築である。畳寄せといって柱が出っ張っているゆえに畳と隙間ができるのを防ぐ部材がある。引き戸の上のレールを鴨居、下のレールを敷居という。天井との境目を塞ぐのが回り縁。素焼きは釉薬なし、磁気は釉薬あり。タイルの目地がまったくないものを眠り目地と呼ぶ。外気に触れるものは吸水性があるものはダメ。手すりの上部につけるものを笠置と呼ぶ。棚の枠を中に納めるデザインもある。間接証明はおしゃれ2020/08/06
竹香庵
0
こりゃ面白い。ものすごく興味深い。リフォームする前に予備知識として読んでおけばリフォーム自体をもっと楽しめたかも。頼んでもないのに“廻り縁”を配してくれたのも、こんな歴史的背景に基づいてんのねぇ。こうなるとマンションリフォームだけでは飽き足らず、贅を尽くした一戸建てを建ててみたくなっちゃうよなー。インテリアと銘打ってあるが、いわゆるインテリアではなく、躯体構造に紐づけられた仕上げ全体をインテリアと称するのね。それにしても建築は面白い。次は同じシリーズの「構造」を読んでみる。いつか思った通りの家を建てたい。2020/05/01