ハイパーサーフェスのデザインと技術―やわらかな時代の建築に向けて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784395007585
  • NDC分類 525.1
  • Cコード C3052

内容説明

自由曲面の建築!自然物のような「やわらかさ」を表現する新しい建築の潮流…。見た目の珍しさに過ぎないケースも少なくないが、自然物の生成原理に限りなく近い21世紀型有機主義建築の将来を見据えるとき、そこに表れるに違いない自由曲面の重要さは見過ごせない。ハイパーサーフェスという耳慣れない言葉が意味するのはそれである。現代は、ハイパーサーフェスの兆候の時代かもしれない。本書では、最新の事例を紹介しながら、このやわらかな建築技術のあり方について、やわらかなデザインと、それを支えるやわらかな構造技術と、それを作り上げるやわらかな生産技術の三つの軸から、その動向と可能性を探る。

目次

第1章 ハイパーサーフェスの建築的意義(近代建築デザインの流れ―有機主義の再解釈;ハイパーサーフェスの位置づけ―有機主義の発展形式として)
第2章 ハイパーサーフェスのデザイン(パラメーターとアルゴリズム;ファクターとオブジェクト)
第3章 ハイパーサーフェスの構造技術(構造からのアプローチ;ハイパーサーフェスに関連する構造事例)
第4章 ハイパーサーフェスの生産技術(ハイパーサーフェスのための生産計画;デザインイメージのデジタル化 ほか)
第5章 ハイパーサーフェスのケーススタディ―デザインから生産まで(横浜港大さん橋国際客船ターミナル国際コンペ応募案;アルミパネルの山荘計画案 ほか)

著者等紹介

瀬尾文彰[セオフミアキ]
1940年東京都に生まれる。1965年東京工業大学修士課程(建築専攻)修了。東京工業大学建築学科助手、工学博士。1966年建設省建築研究所研究員。工業生産研究室長、第四研究部長、第五研究部長を歴任。1993年大同工業大学教授

松本信二[マツモトシンジ]
1941年福井県に生まれる。1965年東京工業大学建築学科卒業。工学博士、一級建築士。清水建設入社。1970年清水建設研究所研究員。技術本部企画部長、技術研究所副所長、宇宙開発室長を歴任。2001年シー・エス・ピー・ジャパン(株)社長兼建築・住宅国際機構シニア・フェロー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。