目次
序章 雁行形の事例
第1章 雁行形の特徴
第2章 雁行形の生成(古代・中世)
第3章 雁行形の成立(近世)
第4章 雁行形の近・現代
第5章 雁行形の形成要因
第6章 雁行形の嗜好
第7章 雁行形の美
終章 雁行形からのメッセージ
著者等紹介
川道麟太郎[カワミチリンタロウ]
1942年神戸市生まれ。1966年京都工芸繊維大学工芸学部建築工芸学科卒業。1969年大阪大学大学院工学研究科構築工学専攻修士課程修了。1980年工学博士。現在、関西大学工学部教授。専攻は建築論、建築計画
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感想・レビュー
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YuYu
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日本の伝統建築によく見られる雁行形の空間構成の性質を歴史的や西洋との対比、実用性などといった視点から論じられている。雁行形と対をなす中庭形を例に挙げ、現代建築に使われがちな風土、地形を無視した内向的な中庭形を批判的に論じ、雁行形を見直すべきだと主張している。2013/08/17
YuYu
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社会人になってから再読。日本建築を特徴づけてるともいうべき「雁行形」という面を切り取って力強く論じられている。歴史的な雁行形の事例が多く、その魅力が項目でもまとめられていて、設計者目線でわかりやすかった。2021/12/18