内容説明
20世紀を代表する建築家であり、画家、詩人であったル・コルビュジエの多分野にわたり、共振しあう創造の世界を解読し、戦略的で知的な芸術家としての姿を浮き彫りにする「新しいル・コルビュジエの読み方」。主要美術作品をコンパクトに集大成。カラー図版43点。
目次
1 ル・コルビュジエとその時代
2 画家、ル・コルビュジエ(自然探求のころ―~1910年代;ピュリスムの時代―1918~1927;詩的感情を喚起する静物―1928~1932;女性群像の時代―1930年代 ほか)
3 建築家と画家の間で(ル・コルビュジエのかたち―まなざしと手触り;カラーリスト、ル・コルビュジエ―色を奏でる「色彩の鍵盤」;モデュロールという挑戦―「普遍的」な美の物差し;地中海(太陽の詩学―闇を獲得した光;水の記憶―水鏡に映る無限の建築) ほか)
4 「ル・コルビュジエ」とは誰だったのか