内容説明
今日のわが国には、戦争直後経験した深刻な住宅不足こそないが、有効な住宅政策がないまま、つぎつぎ新手の住宅問題が蓄積されていき、依然多くの国民が住宅困窮を訴えている状態にある。本巻は、このような状況認識に立って、今日の住宅事情を分析するとともに、そこから住宅問題を抽出・規定し、その背景と原因を把握することから、住宅政策の原理原則に照らしつつ、アプ・トゥ・デートな住宅政策を考察することを、その内容としている。
目次
1 ハウジングとは何か
2 ハウジングの仕組み
3 ハウジングを計画する
4 公共住宅の計画
5 民間住宅の活性化