内容説明
われわれの住生活は気候風土や社会・経済環境と深く結びついているだけではなく、それぞれの家族関係や集住関係において、独自の生活の論理をもっているので、住居学は〈総合的〉な視点から問題をとらえていくことが求められている。本書は〈住むこと〉を住む人間の発想から展開できるように、住まいをとりまく基本的問題について、新しい枠組みで構成した住居学の概説書である。
目次
1 人と住まい(住生活の諸問題;住生活と住まいの変遷;家族と住要求)
2 住まいと社会(日本の住宅事情;これからの課題)
3 住空間の形態と構成(空間の認識;住空間の構成;住まいの設計)
4 住宅構造と室内環境(住宅と暮らし;安全な住宅;健康な住宅;経済的な住宅)
5 住まいと管理(住まいの維持管理;住まいの日常的管理;住まいとモノ;集合住宅の管理)
6 住環境教育(住環境教育の現状と問題;海外の住環境教育;これからの住環境教育)