出版社内容情報
歌人・東直子が、今の言葉で百人一首をすべて詠み直し、より身近に感じられるようになりました!
自身によるカバー・本文イラスト、作品解説付き。
◎花々は色あせるのね長い雨ながめて時は過ぎゆくばかり
(花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小野小町)
◎マイホームは都心の東南いい感じ憂鬱山と人は言うけど
(わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師)
◎死んでもいいと思ってたけど君のために長く生きたい一緒にいたい
(君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな 藤原義孝)
◎一夜君が鳥の鳴きまねしてきても逢坂の関越えさせません
(夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ 清少納言)
内容説明
解説付き。歌人・東直子が、今の言葉で詠み直したフレッシュな百人一首。
目次
天智天皇
持統天皇
柿本人麿
山辺赤人
猿丸大夫
中納言家持
安倍仲麿
喜撰法師
小野小町
〓丸
参議篁
僧正遍昭
陽成院
河原左大臣
光孝天皇
中納言行平
在原業平朝臣
藤原敏行朝臣
伊勢
元良親王〔ほか〕
著者等紹介
東直子[ヒガシナオコ]
歌人・作家・イラストレーター。1996年歌壇賞受賞。2016年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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