笑顔と、生きることと、明日を―大林宣彦との六十年

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笑顔と、生きることと、明日を―大林宣彦との六十年

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784394980049
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

忘れえぬ人、大林宣彦の思い出。
妻が語る映画人生、そして別れ。

「今こそ、いろんな、
いろんな話がもっとしたかった」--山田洋次

映画を心から愛し、作り続けた大林宣彦監督が2020年に世を去って3年半。
監督の最愛の理解者で、プロデューサーとして62年ともに歩んだ妻が、その映画人生、多くの人に愛された素顔を語る。
監督との成城大学での出会い、恋、自主映画作りの日々、CMディレクターから映画へ。「転校生」「時をかける少女」などの尾道三部作を始め、3・11以降、作風が変わった戦争三部作「この空の花―長岡花火物語」「野のなななのか」「花筐/HANAGATAMI」や、遺作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」に込めた戦争反対への強い思い--。

盟友・山田洋次監督、大林映画最多出演の女優・入江若葉と大林恭子の対談2本収録。
小津安二郎、黒澤明、角川春樹、大森一樹監督らの映画好き必見の逸話も満載。
聞き手・朝日新聞編集委員 石飛徳樹。

「笑顔と、生きることと、明日を」は、亡くなる一ヶ月前、入院中の監督に何か持ってきて欲しいもの、あるかしらと聞いた時の監督の言葉です。その夜、私はひと晩中涙とまりませんでした。
(あとがきより)

内容説明

「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」尾道三部作を始め、戦争三部作や遺作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」に込めた戦争反対への強い思い―。プロデューサーとして、妻として、ともに歩んだ最高のパートナーによる追想記。小津安二郎、黒澤明、角川春樹、大森一樹監督らの映画好き必見の逸話も満載。

目次

メラニーのように優しくありたい、スカーレットのように強くありたい―空襲の記憶、成城大学入学まで
売れない小説家の女房になるんだと思ってました(笑)。―成城大学時代から結婚まで
「コマーシャルは実験が出来るから」と言って、嬉々としてやっていました。―CM、自主映画製作の頃
「僕の映画は、100年先に認められるんだ」と言っていました。―「HOUSE ハウス」から「金田一耕助の冒険」
「恭子さん、名前を出すのは責任を持つということなんだよ」―「転校生」の頃
ほんと、青春でしたね。寝ないで撮影しているのが楽しい、って時代だった。―「時をかける少女」から「廃市」
「東京物語」は、監督は大好きでした。小津さんの映画はみんな大好きですね。―「天国にいちばん近い島」から「姉妹坂」
眠る前に2時間は翌日の撮影の予習をしていました。だから現場で迷わないんです。―「ふたり」「はるか、ノスタルジィ」「青春デンデケデケデケ」
一つひとつ、気に入られなければ次の作品はないぞ、という気持ちでした。―「野ゆき山ゆき海べゆき」「おかしなふたり」「異人たちとの夏」「北京的西瓜」
終わらないんじゃなくて、終わりたくないんじゃないかって。そう感じたんですよね。―「なごり雪」から戦争3部作、「海辺の映画館―キネマの玉手箱」、そして旅だち
入江若葉+大林恭子 対談「恭子さんは恭子さんで監督を尊敬してらして、信頼関係がね、すごいです」
山田洋次+大林恭子 対談「今こそ、いろんな、いろんな話がもっとしたかった」

著者等紹介

大林恭子[オオバヤシキョウコ]
1938年東京生まれ。映画プロデューサー。成城大学文芸学部英文学コース卒。58年、大学で大林宣彦と出会い、62年の間、公私ともに歩み映画作りを行う。76年、映画製作会社「PSC」設立。2003年、「なごり雪」の制作に対する功績と、半世紀にわたる映画活動に対して、第22回藤本賞特別賞受賞。「花筐/HANAGATAMI」公開の翌18年、第41回山路ふみ子映画功労賞、20年第75回毎日コンクール特別賞受賞

石飛徳樹[イシトビノリキ]
1960年大阪生まれ。朝日新聞編集委員。神戸大学法学部卒。84年、朝日新聞社に入社。校閲部、前橋支局などを経て、文化部で映画を担当している。2020~22年、書評委員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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keroppi

78
大林監督が亡くなられたのは、4年前の八重桜が満開になった日だそうだ。タイトルの「笑顔と、生きることと、明日を」は、亡くなられる1ヶ月ほど前、恭子さんが入院中の大林監督に「何か持ってくるものある?」と聞かれた時の監督の言葉らしい。全体を通じて伝わってくるお二人の愛と信頼感。恭子さんがいなければ、大林監督の作品たちは生まれなかったのかもしれない。入江若葉さん、山田洋次監督との対談もあり、とにかく映画人たちの交友の素晴らしさが伝わってくる。大林監督の純粋さと優しさが、こういう人たちを繋いでいたのだろう。2024/03/19

ぐうぐう

33
妻・恭子が語る大林宣彦との想い出。しかし、ここには妻としてよりも、プロデューサーとして大林を支えた恭子の姿がある。CM監督から商業映画を撮ることが、当時どれほど衝撃的な出来事だったのか、恭子は懐かしみながらも、大林が受けた批判や中傷を赤裸々に語っていく(そのデビューの仕方以上に、公開された『HOUSE ハウス』のぶっ飛んだ内容が賛否を呼ぶが、この型破りなスタイルを遺作となった『海辺の映画館 キネマの玉手箱』にも存分に感じられることが大林宣彦の凄さだろう)。(つづく)2023/12/28

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