目次
第1部 大震災における身元確認の記録(東日本大震災はどのような自然災害だったのか?;人的被害と身元確認―岩手・宮城・福島で何が起こったのか?;宮城県の遺体はどこに収容されたのか?;宮城県の身元確認から見えてきたこと―歯とDNAの相補的な活用;警察はどのように動いたか?―検視・身元確認の体制;歯科医師はどのように動いたか?;時系列で読む身元確認チームの闘い―発災直後から現在まで)
第2部 身元確認のシステム化(遺体情報収集機材のパッケージ化;デンタルチャート;口腔内写真;エックス線写真―遺体の口内法撮影;生前資料の収集―生前資料をどう読むか;照合―異同識別について;情報技術の活用;データで読みとく東日本大震災;身元確認のための歯科診療情報の標準化;これからの警察歯科医―まとめ)
著者等紹介
江澤庸博[エザワツネヒロ]
1980年日本大学歯学部卒業。1984年日本大学大学院歯学研究科修了(歯周科)、歯学博士。日本大学助手歯学部勤務。1985年日本大学歯学部講師(1988年まで)。1997年日本歯周病学会指導医。1999年医療法人社団慈成会荒巻及川歯科医院院長(2014年3月まで)。2004年日本臨床歯周病学会指導医。2006年仙台歯科医師会理事(2011年3月まで)、宮城県歯科医師会理事(2009年3月まで)。2007年日本臨床歯周病学会東北支部長(2013年3月まで)、日本歯周病学会専門医
青木孝文[アオキタカフミ]
1992年3月東北大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程修了。1992年4月東北大学工学部電子工学科助手。1996年4月東北大学大学院情報科学研究科助教授。2002年4月同教授。1997年1月~1999年9月科学技術振興事業団さきがけ研究21研究者兼任。2006年11月~2012年3月東北大学総長特任補佐併任。2012年4月~現在、東北大学副学長併任。2005年1月~2006年12月IEEE Japan Council理事
柏崎潤[カシワザキジュン]
1989年3月岩手医科大学歯学部卒業。1989年4月岩手医科大学歯学部歯科補綴学第一講座入局。1992年4月ほうざわ歯科旭ヶ丘佐藤歯科勤務。1994年4月旭ヶ丘ジュン歯科開業。2000年4月東北大学大学院歯学研究科大学院入学。2004年3月東北大学大学院歯学研究科大学院卒業学位取得。2009年4月仙台歯科医師会役員、理事、学術担当。2010年4月宮城県歯科医師会大規模災害対策本部身元確認班副長委嘱。2014年4月宮城県歯科医師会大規模災害対策本部身元確認班班長委嘱
小菅栄子[コスゲエイコ]
1996年神奈川歯科大学歯学部卒業(同年、同大学研究生)。1996~1998年篠原歯科医院勤務。1997年~現在、群馬県検視警察医。1998~2000年神奈川歯科大学放射線学分野助手。2000年篠原歯科医院勤務、2010年より院長。2006年~現在、神奈川歯科大学放射線学分野非常勤講師。1996年~現在「歯科エックス線画像に基づく個人識別と身元確認の研究」。2005年博士(歯学)取得。2007年北米放射線学会(RSNA)での発表が全米プレスリリース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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