内容説明
茂山千五郎家に代々伝わる狂言の秘本と口伝をもとに、当主が勝手に狂言を解体してしまった!かくして、伝統は上書きされ、新しい古典が役者とともに歩き始める。
目次
千鳥
縄綯
蝸牛
萩大名
福の神
鎌腹
靭猿
伯母ヶ酒
仏師
蟹山伏
佐渡狐
口真似
魚説経
宗論
末広かり
首引
居杭
茶壺
釣狐
著者等紹介
茂山千五郎[シゲヤマセンゴロウ]
1972年生まれ。4歳のときに「以呂波」にて初舞台。「茂山狂言会」「Cutting Edge KYOGEN」「笑えない会」「傳之会」などを主催。2016年、茂山千五郎家当主名である、十四世茂山千五郎を襲名する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
futomi
2
19の演目について、演者からの解説。演技の工夫、役の捉え方が書かれており、見所として興味が増す。しかし、当地では狂言を楽しむ機会がとんとないのだ。2021/07/07
skr-shower
1
実際の舞台を観た事がないので、パラパラと事前学習。演者の役に対する考え方が様々で、師匠の芸を継ぐだけではないのだと知る事ができた。狂言・文楽へ出かけてみたい。2021/09/16
叙述トリックに盛大に引っかかりたい
1
狂言の曲を千五郎さんなりに解体してくれる本。あらすじ紹介だけでなく、千五郎さんの解釈を加えて見どころや面白味を紹介していて、かといって「あくまで今の千五郎による解釈である」を崩さないところがとても好きでした。あーーーーーもっと東京でも公演やってほしいよーーーーーーくそーーーーーー!!!!!!2021/06/29