内容説明
おんなのからだは7年周期。漢方と出合い、きれいになった7人の物語。中医師・幸井俊高の新境地、書き下ろし漢方小説。
著者等紹介
幸井俊高[コウイトシタカ]
東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1998年、中国政府より日本人として18人目の中医師の認定を受ける。帝国ホテルプラザ内「薬石花房 幸福薬局」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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整体マッサージ『無庵』
24
昔、専門学校で東洋医学概論を勉強した時にちょっとかじった程度の知識では理解しきれませんでした(^_^;)。漢方は中国の医学を風土に合わせた、日本独自のもの!患者さんの体質を、これでもか!という位に詳しく判断し~その方に合わせた漢方を処方・・・劇的ではないですが、確実に快方に向かう患者さんの姿にホッとします。2014/01/31
古西 広之
4
7年周期で変わる女性の体に関わる不調変調事例を捉えた中医師の漢方啓蒙小説。 スピーディに患部の治療を施す西洋医学に対して、時間をかけて病にならない体質を作る漢方の考え方を様々な症例で教えてくれる。 西洋と東洋、一概にどちらが優れているかは断定できないが、相反する方法論ではないので、うまく組み合わせる解決策もある。 患者の体がどういう基本体質で、現在はどうなっているか、30分も問診にかける医師自体が希少な気がする。2018/01/04
ジュリ
3
この症状の原因はこんなふうに考える、こんなふうに漢方薬を使うと、物語で伝えていてわかりやすい。小説とは別に漢方ではどう考えるのか解説もあって、より理解が深まる。2022/11/04
文々
1
女性の体の悩みを漢方で解決していくお話。「アトピー」「生理痛」「不妊」「ダイエット」「更年期」など。漢方って万能薬だなぁと思った。更年期は特に辛いの嫌だなぁと思っているから、しんどくなったら漢方を頼ってみようと思った。物語の面白さは、まぁ普通っていう感じ。まぁ漢方のことをメインに書いているからしょうがないとおもうけれど。でも体については勉強できた。女の体は7周期、男の体は8周期。2021/08/10
もんしろちょー
1
薬用植物に興味を持った折に出会った本。漢方の考え方を小説にして紹介しているのだけれど、小説として読むと、進○ゼミの広告漫画を読んでるような違和感が…。東洋医学の「補捨流調」と「体質を変えることで症状を治す」という考えはとても新鮮。私は年齢的に「捨てる」の時期なので、体の中だけでなく、生活についても余分なものを減らしていきたいなと思いました。2015/11/11