内容説明
演劇の灯は消えない―新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の感染拡大によって、何が失われ、何を得たのか。そして、この先の来るべき演劇の形とは―100人をこえる舞台関係者の声をあつめ、コロナ禍の記憶を記録する。
目次
1 失われた公演と舞台の再開 図録編
2 二〇二〇年の演劇
3 現場からの声
4 パンデミックと演劇 図録編
5 コロナ禍の演劇
6 資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aof
1
見開きいっぱいの開催されなかった演劇たちのチラシ、一日単位で細かく刻まれる年表。 読んでるだけで胸が詰まる。 このタイミングだからこその表現な気もする。 一年単位なんかでくくれない。日々刻々と状況が変わっていく、日々振り回される。 この二年でなにを失ったのか。それがわかるのはいつなんだろう。2022/02/28
Go Extreme
1
コロナ禍の社会と演劇 人間には芸術が必要なのだ 反面教師コロナ 失われた公演と舞台の再開 2020年の演劇 歌舞伎は、不死鳥のように 原動力は「怒り」だった 「2.5次元ミュージカル」の強みが生きた 「芝居で食べていく」ために オンライン歌舞伎で脚光を浴びた竹本の演劇性 歌舞伎の伝統を残していく使命 孵化/潜伏するからだ 現場からの声 パンデミックと演劇 近世・疫病と近世演劇―東西興行界と安政五年 近代・明治大正期のインフルエンザ流行と演劇―お染風とスペイン風邪 コロナ禍の演劇2021/07/20