建築する身体―人間を超えていくために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 179p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784393955031
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0010

目次

1 有機体‐人間
2 ランディング・サイト(降り立つ場)
3 建築仮説
4 建築的環境
5 手続きをとおした建築
6 建築する身体のための諸註
7 二つの建築的手続き
8 臨界を支えるもの
9 日常の探求

著者等紹介

河本英夫[カワモトヒデオ]
1953年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。現在、東洋大学文学部教授。専門は、科学論、システム論。哲学史、思想史、科学史を通じて数多く構想された有機体論、生命論、生の哲学、システム論の一切を踏まえた上で、現代の生命論・身体論の射程を大幅に更新し、深化させたのがオートポイエーシスの構想である。河本氏は、フランシスコ・ヴァレラとウムベルト・マトゥラーナによって創始されたオートポイエーシス構想の理論的な輪郭を明確にし、その隠れた可能性を探り当てることを通じて構想の豊かな拡張を図る一方、舞踏をはじめとする芸術制作、そして脳科学、進化論等々の自然科学、および精神医学やリハビリテーションの医療現場など実に数多くの現場に向けて、各フィールドの制作者たちの実践的・理論的なブレークスルーが実行可能になるための、決定的に重要な示唆を与え続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

iwri

8
暗黙知やアフォーダンスなどの思想が明らかにしようとした経験の領域を、経験として開こうとする試み…なのだと思うが、正直なところその詩的な言明を理解できなかった。しかし、例えば8章を読みながら強力にイメージすると、著者たちが目指しているところがなんとなく分かる…ような気がする。河本英夫の解題はわかりやすく、それが救いか。個人的には、ルネサンス期の錯覚に基づいた迷宮的建築や鏡の間を思い起こした。2012/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/155605
  • ご注意事項