「チェルニー30番」の秘密―練習曲は進化する

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「チェルニー30番」の秘密―練習曲は進化する

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393937945
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0073

出版社内容情報

“練習曲”というジャンルが誕生した背景を紐解くことで、「チェルニー30番」という誰もが知っているピアノ練習曲の秘密に迫る。ピアノ練習曲の定番として親しまれてきた「チェルニー30番」の全く新しいガイドブック! “練習曲”というジャンルが誕生し、発展してきた歴史を辿ることで、単純で機械的な訓練課題と思われがちな「30番」の背後に広がる豊かな音楽の世界を紹介します。もう「つまらない」なんて言わせない!

上田 泰史[ウエダヤスシ]
1985年金沢市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学及びパリ=ソルボンヌ大学で修士課程及び博士課程を修了。在学中に安宅賞、アカンサス賞受賞。2010年から2012年まで日本学術振興会特別研究員(DC 2)を務める。2010年に渡仏、2013年、パリ第4大学音楽学修士号(Master 2)取得。2015年、日本学術振興会より育志賞、2016年、平山郁夫文化芸術賞を受ける。同年3月、東京藝術大学に提出した論文『パリ国立音楽院とピアノ科における教育:制度、レパートリー、美学(1841-1889)』で音楽学博士号取得、9月にパリ=ソルボンヌ大学にて音楽学博士号取得(博論題目:『ピエール=ジョゼフ=ギヨーム・ヅィメルマン:人、教育者、音楽家』)。これまでにカワイ出版より校訂楽譜『アルカン・ピアノ曲集』(2巻、2013年)、『ル・クーペ ピアノ曲集』(2016年)などを出版。19世紀の作曲家を紹介する演奏会企画を行う他、ピティナ・ウェブサイト上で連載『ピアノ曲事典』の副編集長として執筆・編集に携わる。東京藝術大学大学院専門研究員、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員、日本音楽学会会員。

目次

第1章 「練習曲」誕生―ジャンルの成立と展開(「チェルニー30番」の正式名称;ジャンルとしての「練習曲」成立史;チェルニーと「練習曲」;チェルニーの特殊な練習曲)
第2章 練習曲とポエジー―創造的ジャンルへの変容(練習曲と詩的な理想;“詩的”なジャンルになった練習曲;チェルニーの“性格的”な練習曲)
第3章 「チェルニー30番」の秘密―メカニスムの背後に様式が見える(「30番」再考へのプレリュード;様式で読み解く「チェルニー30番」)

著者等紹介

上田泰史[ウエダヤスシ]
1985年生まれ、金沢市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学及びパリ=ソルボンヌ大学で修士課程及び博士課程を修了。在学中に安宅賞、アカンサス賞受賞。2010年から2012年まで日本学術振興会特別研究員(DC2)を務める。2010年に渡仏、2013年、パリ第4大学音楽学修士号(Master2)取得。2015年、日本学術振興会より育志賞、2016年、平山郁夫文化芸術賞を受ける。同年3月、東京藝術大学に提出した論文『パリ国立音楽院とピアノ科における教育:制度、レパートリー、美学(1841‐1889)』で音楽学博士号取得、9月にパリ=ソルボンヌ大学にて音楽学博士号取得(博論題目:『ピエール=ジョゼフ=ギヨーム・ヅィメルマン:人、教育者、音楽家』)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sachi

2
チェルニー30番が晩年の作品だったということが意外でした。まず練習曲とは何であるのか?一つのジャンルとして確立していったその歴史的な背景、意味を読み解く。最後に30番の1曲ずつどんな様式で書かれているのか読み解いていく。40番と最初からセットで書かれていたというのも初めてしりました。2018/07/31

ノンミン

1
ピアノをする人は、チェルニー30番練習曲と聞くと懐かしくなると思う。子供の時、音楽の先生に鍛えられる定番の教科書と言っても過言ではない。 この本を読んで、当時の練習の苦しさが少し癒される気がした。 本書は「練習曲」というジャンルが生まれるまでの経緯が詳しく書かれている。「練習曲」は単なる指のテクニックを身につけるだけではなく、感情を入れることも主眼においていることがわかる。 チェルニー30番練習曲にはピアノの練習のため様々な工夫がなされていることが分かり、チェルニーの指導法が素晴らしいことが伝わった。2019/03/10

ハチ

1
タイトルに惹かれ手に取り、中をパラパラっとみたら各曲の解説があったので興味を持ち購入。持ってる楽譜だとツェルニーとなってるけど、ドイツ語読みした時にはチェルニーの方がより実際の発音に近いとのこと。子供の頃は苦痛すら感じた練習曲だけど、こうして各曲を分析してみるとなんておもしろいんだろうと感じられますねー。本書は、30番だけじゃなく、24の性格的大練習曲というものも取り上げられていて、これは弾いたことがないので、ぜひ楽譜を入手して弾いてみたい。2017/06/14

こくーん

0
図書館本。PTNAの連載記事を本にまとめたもの。前半は練習曲というジャンルについての解説。エチュードが一大ジャンルに至った経緯。後半はチェルニー30番の各曲(全曲ではない)について。第1番がバロック時代のジーグ、第4番がシューベルトのようなリート風の旋律、第16番がバイオリン的なテクニック、等々、面白い。タイトルに「チェルニー」とあるが、練習曲ということで、文中にはヘラー、モシュレス、クラーマーなども出てくる。巻末の「チェルニーの練習曲・訓練課題一覧」は圧巻。ここから選んで弾いてみるのも楽しそう。2023/08/08

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