出版社内容情報
“練習曲”というジャンルが誕生した背景を紐解くことで、「チェルニー30番」という誰もが知っているピアノ練習曲の秘密に迫る。ピアノ練習曲の定番として親しまれてきた「チェルニー30番」の全く新しいガイドブック! “練習曲”というジャンルが誕生し、発展してきた歴史を辿ることで、単純で機械的な訓練課題と思われがちな「30番」の背後に広がる豊かな音楽の世界を紹介します。もう「つまらない」なんて言わせない!
上田 泰史[ウエダヤスシ]
1985年金沢市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学及びパリ=ソルボンヌ大学で修士課程及び博士課程を修了。在学中に安宅賞、アカンサス賞受賞。2010年から2012年まで日本学術振興会特別研究員(DC 2)を務める。2010年に渡仏、2013年、パリ第4大学音楽学修士号(Master 2)取得。2015年、日本学術振興会より育志賞、2016年、平山郁夫文化芸術賞を受ける。同年3月、東京藝術大学に提出した論文『パリ国立音楽院とピアノ科における教育:制度、レパートリー、美学(1841-1889)』で音楽学博士号取得、9月にパリ=ソルボンヌ大学にて音楽学博士号取得(博論題目:『ピエール=ジョゼフ=ギヨーム・ヅィメルマン:人、教育者、音楽家』)。これまでにカワイ出版より校訂楽譜『アルカン・ピアノ曲集』(2巻、2013年)、『ル・クーペ ピアノ曲集』(2016年)などを出版。19世紀の作曲家を紹介する演奏会企画を行う他、ピティナ・ウェブサイト上で連載『ピアノ曲事典』の副編集長として執筆・編集に携わる。東京藝術大学大学院専門研究員、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員、日本音楽学会会員。
目次
第1章 「練習曲」誕生―ジャンルの成立と展開(「チェルニー30番」の正式名称;ジャンルとしての「練習曲」成立史;チェルニーと「練習曲」;チェルニーの特殊な練習曲)
第2章 練習曲とポエジー―創造的ジャンルへの変容(練習曲と詩的な理想;“詩的”なジャンルになった練習曲;チェルニーの“性格的”な練習曲)
第3章 「チェルニー30番」の秘密―メカニスムの背後に様式が見える(「30番」再考へのプレリュード;様式で読み解く「チェルニー30番」)
著者等紹介
上田泰史[ウエダヤスシ]
1985年生まれ、金沢市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学及びパリ=ソルボンヌ大学で修士課程及び博士課程を修了。在学中に安宅賞、アカンサス賞受賞。2010年から2012年まで日本学術振興会特別研究員(DC2)を務める。2010年に渡仏、2013年、パリ第4大学音楽学修士号(Master2)取得。2015年、日本学術振興会より育志賞、2016年、平山郁夫文化芸術賞を受ける。同年3月、東京藝術大学に提出した論文『パリ国立音楽院とピアノ科における教育:制度、レパートリー、美学(1841‐1889)』で音楽学博士号取得、9月にパリ=ソルボンヌ大学にて音楽学博士号取得(博論題目:『ピエール=ジョゼフ=ギヨーム・ヅィメルマン:人、教育者、音楽家』)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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