出版社内容情報
グスタフ・レオンハルトの高弟にして、現代の古楽演奏のパイオニア、スキップ・センペ。チェンバロ奏者としてのみならず、「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」のリーダーとしてルネサンスからバッハまで幅広いレパートリーで21世紀の古楽シーンを牽引してきた俊英センペが、これまでリリースした数多くのアルバムに収められたエッセイ・対談を完全日本語化!
【目次】
日本版に寄せて
監訳者まえがき 古楽に乾杯!――パイオニアからの贈り物 濱田あや
まえがき 新しい古楽の世界を探求して クサフィエ・ファンダム
1 失われた楽園
ルネサンス・オーケストラの豊かな響き
「パラディーゾ」とアフェット(ルネサンスの器楽音楽)
ルネサンス器楽の装飾技法「ディミニューション」
テルプシコーレ――ルネサンス期の舞曲
チェンバロ奏法の創始者、ウィリアム・バード
イギリス、ヴァージナリストの作品
ウィリアム・ローズと洒落たイタリア人
2 フランスのクラヴサン楽派
フランス・クラヴサン楽派の父、シャンボニエール
ルイ・クープランとは誰だろう?
フローベルガーの「音楽」の価値
シャンボニエールのべールに包まれた芸術
フランソワ・クープランと『クラヴサン奏法』
ラモーに見る「手指のスペクタクル」
啓蒙期パリのサロン音楽
3 チェンバロとチェンバロ奏者
一七世紀のフレミッシュ・ヴァージナルを讃えて
グスタフ・レオンハルトと赤い小さなチェンバロ
レオンハルトと歴史的オルガン、ヨーロッパの文化遺産
「鑑定家」レオンハルト
「伝統」と「編曲」――バッハに影響を与えた作曲家たちとレオンハルト
過去と現在の製作家による「バッハ」チェンバロ
三台のチェンバロ、三人のチェンバロ奏者
ドルメッチのクラヴィコード
アメリカにおけるバロック音楽
ランドフスカのコンサート・ホールと庭園
4 フランスのパルナス
フランスのバロック「音楽と装飾」
フランス・バロック音楽のコンセプトとメタファー
リュリの室内楽
ヴェルサイユの「国王の二四人のヴァイオリン合奏団」
人の声――マレとサント=コロンブ
5 異国文化の交わり
北ヨーロッパのヴィオラ・ダ・ガンバの名手たち
バッハとブクステフーデのマニエリスムと幻想様式
テレマンのフランス様式
地中海の歌声――忘れ去られた尊い秘密
カベソンとイベリア音楽の奇跡
スカルラッティのソナタ、そしてドゥエンデ(魂の震え)
6 どのように「古楽」を作る?
永遠のカノン、シャコンヌ、オスティナート
オペラの誕生:《ラ・ペッレグリーナ》のインテルメディオ
モンテヴェルディについての挑発的な見解
モンテヴェルディの多様な感情と原典版
音がしないメトロノーム
バロックの聖と俗
ラモーの葬儀
クープランの舞台裏とパスティッチョの技法
クリエイティブな解釈の極意
エクストラヴァガント・カプリス(贅沢な戯れ)
訳者あとがき 岡田宏子
エッセイ & 対談 初出一覧
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