出版社内容情報
バロック・オペラから古典、ロマン派まで、あらゆるレパートリーを手がけるフランス生まれの指揮者マルク・ミンコフスキが、生い立ち、様々な出会いと別れ、音楽家としての歩みを語る。手兵のレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル(ルーヴル宮音楽隊)を率いて陰謀論渦巻くフランスの音楽行政を相手に奮闘し続けてきた知られざる顔も紹介。日本版特典としてオーケストラ・アンサンブル金沢や東京都交響楽団での仕事を語る特別インタビューや、世界初出写真の数々、詳細年譜、バソン奏者録音含む完全ディスコグラフィーなど資料も充実の一冊。
内容説明
バロック・オペラから古典、ロマン派まで、あらゆるレパートリーを手がけるフランス生まれの指揮者ミンコフスキが生い立ち、様々な出会いと別れ、音楽家としての歩みを語る。
目次
プロローグ ロックダウン都市を逃げ出した二人
1 アーノンクール・ショック
2 バソン奏者から指揮台へ 我が師たち
3 ケンタウロスになりたい
4 指揮者とは
5 いざ、舞台へ
6 ルーツと都市
7 グルノーブル、そしてレ島へ
8 劇場は生きている
9 〓しい家
10 フランスの指揮者
エピローグ ある音楽愛好家の視点
著者等紹介
ミンコフスキ,マルク[ミンコフスキ,マルク] [Minkowski,Marc]
1962年、フランス・パリ生まれ。バソン奏者として活躍しながら、徐々に指揮に転向。1982年にパリで古楽アンサンブル、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルを創設。バロック・オペラを中心にした録音を次々とリリースし、一躍世界的脚光を浴びる。バロックからロマン派まで幅広いレパートリーを持つ、現在もっとも注目される指揮者のひとり。2016年から21年までボルドー国立歌劇場の総監督として指揮をするだけでなく劇場全体の運営を行う。2002年以来たびたび来日し、オーケストラ・アンサンブル金沢と東京都交響楽団を指揮。とくに前者は2018年から2022年まで芸術監督を務める
ブレ,アントワーヌ[ブレ,アントワーヌ] [Boulay,Antoine]
企業家であり、元大臣付参謀兼顧問、銀行家、エコノミスト。長年音楽に傾倒し、マルク・ミンコフスキが創設したレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルの副代表を務める。2015年から2023年までフランスで最も著名な声楽アンサンブル「Ensemble Aedes」(マチュー・ロマノ指揮)の代表、その他の音楽団体の役員も務める。またブルゴーニュ地方のスミュール・アン・ノーソワでフランス音楽のための音楽祭「オーヴェルチュール!」を創設した。文化・芸術への貢献が認められフランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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