内容説明
古今のピアニストは何を考えているか。演奏行為の本質論から教育・環境・文明論まで、個性的な演奏家の発言を今日的視点から読み解いた音楽文化論。
目次
ジャズ音楽家が手本か
現代音楽専門の演奏家の存在
ピアニストと現代
作曲家直伝のこと
音楽教育の明暗
教師としてのピアニスト(シュナーベルのもうひとつの顔;エートヴィン・フィッシャーの場合)
19世紀ヨーロッパでの留学体験
流れに抗して―ランドフスカの仕事と思想
チェンバロか現代ピアノか
「作品に忠実」の心理と論理
音楽の文明論
ピアノから音楽へ、音楽からピアノへ
環境について