出版社内容情報
フランス音楽史上、最も影響力をもち最も異彩を放つ〈奇才〉作曲家と〈天才〉作曲家の頂上決戦!
ローマ大賞、独立芸術書房、万博とワグネリズム、『ペレアスとメリザンド』、ラヴェル、コクトーと『パラード』……あらゆるトピックから燦然と輝くフランス近代音楽史を旅する。
〈付〉対談「クセナキス弾いて、武満弾いて、サティを弾く……」(高橋悠治/青柳いづみこ)
【目次】
はじめに
1 ローマ大賞
2 二つのサラバンド
3 「独立芸術書房」とオカルティズム
4 一八八九年の万博と東洋趣味
5 ワーグナーと『ロドリーグとシメーヌ』
6 『マレーヌ姫』と『ユスピュ』
7 空疎な年月──『ペレアス』前夜
8 ペレアスとメリザンド
9 梨の形をした三つの小品とスコラ・カントルム
10 ラヴェルと「独立音楽協会」
11 『パラード』前夜
12 『パラード』初演と友情の終焉
13 コクトーのもたらしたもの
14 ドビュッシストVSサティスト
対談「クセナキス弾いて、武満弾いて、サティを弾く……」(高橋悠治/青柳いづみこ)
あとがき
参考文献
主要人名索引
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- 和書
- ヒンドゥー教の事典