出版社内容情報
ブラック・サバス、スレイヤー、ヴェノム、メタリカ、聖飢魔II・・・・・・なぜヘヴィ・メタルではいつも「悪魔」が姿を現すのか――ヘヴィ・メタルが誕生し発展した主な地域がプロテスタント圏であることに着目し、カトリックとプロテスタントの違いという観点からキリスト教の文化的特徴について解説する。ポピュラー音楽の範疇を飛び越え、宗教史、思想、さらには政治・社会にいたる広範な視点から「ロック」を語る、前代未聞の一冊。
内容説明
われわれの前に立っているのは何だ?歌手か?悪魔か?それとも―。ブラック・サバス、スレイヤー、ヴェノム、メタリカ、聖飢魔II…なぜそこにいつも「悪魔」がいるのか。政治・社会・宗教からヘヴィ・メタルの悪魔表象に迫る。
目次
第1章 ヘヴィ・メタルと悪魔 Black Sabbath(Black Sabbath―現前する悪魔;悪魔とは何か?;悪魔とオカルトと怪奇と―ヘヴィ・メタルと前衛ロック;プロテスタントと善悪二元論)
第2章 神から悪魔へ(ブラック・サバスからオジー・オズボーンへ;ギターソロの革新―ランディ・ローズ;オジー・オズボーンからスラッシュ・メタルへ;魔女狩り)
第3章 各地への波及 北欧と日本を例として(北欧のヘヴィ・メタルと極右運動;悪魔と日本のロック)
著者等紹介
黒木朋興[クロキトモオキ]
フランス文学者。1969年埼玉県生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業。フランス国立ル・マン大学文学部にて博士号を取得。現在、慶應義塾大学他非常勤講師。専門はフランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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