出版社内容情報
20世紀のメディアの中でベートーヴェンはどのように表現されてきたのか。ロマン・ロランや宮沢賢治らの文学作品から、映画、テレビ番組に至るまで、作曲家像がさまざまな位相で大衆文化へと拡散していった受容史の新たな側面を提示する。
内容説明
ロマン・ロラン、宮沢賢治、『大菩薩峠』、「題名のない音楽会」…文学作品から映画、教材、テレビ番組に至るまで、さまざまな位相で大衆文化へと拡散していった「作曲家像」に迫る。20世紀のメディアの中でベートーヴェンの姿はどのように表現されてきたのか。
目次
第1章 一〇〇年前のベートーヴェン
第2章 映画とベートーヴェン
第3章 ロマン・ロランのベートーヴェン神話
第4章 子どもとベートーヴェン
第5章 『大菩薩峠』とベートーヴェン
第6章 小沢昭一の「ベートーヴェン人生劇場“残侠篇”」
第7章 “田園交響曲”と『セロ弾きのゴーシュ』
著者等紹介
沼口隆[ヌマグチタカシ]
東京藝術大学准教授、桐朋学園大学講師、日本ベートーヴェンクライス事務局長。ドルトムント大学博士課程修了。2002~06年、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生。専門は音楽学、主たる関心領域はベートーヴェンとその周辺の音楽文化
安川智子[ヤスカワトモコ]
北里大学一般教育部准教授。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了(音楽学)。専門はフランス音楽、音楽理論史
齋藤桂[サイトウケイ]
1980年大阪府生まれ。博士(文学・大阪大学)。京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター専任講師。専門は日本音楽史、ヘヴィー・メタル
白井史人[シライフミト]
慶應義塾大学商学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は音楽学、表象文化論。主に映画の音楽および20世紀以降のドイツ語圏の音楽を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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