内容説明
ヘンデルの生涯と作品を政治・社会・宗教・文化等、多角的な視点から読み解き、“国際的作曲家”としての実像を照射。
目次
第1部 創造の背景(ドイツ―修業時代;イタリア―政治的、宗教的、音楽的背景;ヘンデル時代のロンドン―社会的、政治的、知的背景;ヘンデル時代のロンドン―劇場;ヘンデル時代のロンドン―一リス人音楽家とロンドンのコンサートライフ;ヘンデル時代のロンドン―イタリア人音楽家と台本作家;ヘンデルのイギリス人台本作家)
第2部 音楽の諸相(ヘンデルとアリア;ヘンデルの作曲のプロセス;ヘンデルとオラトリオの概念;ヘンデルの宗教音楽;ヘンデルの室内楽曲;協奏曲作家としてのヘンデル;ヘンデルと鍵盤楽器)
第3部 上演をめぐる視点(ヘンデルとイタリア語;ヘンデルとオーケストラ;ヘンデルのオペラの上演様式;ヘンデルのオラトリオ上演)
著者等紹介
藤江効子[フジエコウコ]
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同専攻科修了。同大学助手を経て桐朋学園大学音楽学部勤務。1963年より助教授、74年より教授。現在、同大学名誉教授。日本ヘンデル協会会長
小林裕子[コバヤシヒロコ]
桐朋学園大学音楽学部作曲理論科、音楽学専攻卒業。国立音楽大学モーツァルト研究所にて翻訳等にたずさわる。1996‐99年、英国滞在中にヘンデルの劇音楽に興味を持ち、帰国後、故渡部惠一郎氏に師事
三ヶ尻正[ミカジリタダシ]
1962年生。東京大学文学部英文科卒。ヘンデル研究・オラトリオ研究、声楽家の発音指導(英独羅)、字幕・対訳制作に携わる。オラトリオの歴史、オラトリオの作品構造や、オペラ台本の政治史的解釈に関する講演で好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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