出版社内容情報
十六~十七世紀初頭、作曲法は対位法から和声法へ大推移した。音楽史上の一大変動が、いかに準備され、成就したかを解明する。
内容説明
16世紀から17世紀にかけて起こった音楽上の大変動は理論家、作曲家のいかなる葛藤を経て成就したか。対位法理論史と新音楽の基本重要文献から、革新時代のダイナミズムを明らかにする画期的な論考集。
目次
第1部 対位法の変動(対位法理論史概要)
第2部 新音楽の胎動(新音楽前史―対位法史の中のジローラモ・メーイ;新音楽の始まり―ペーリとレチタティーヴォ理論;新音楽宣言―ジュリオ・カッチーニの歌曲集序文;新音楽の要点―アルトゥージ=モンテヴェルディ論争)
著者等紹介
東川清一[トウカワセイイチ]
1930年生。音楽学者。東京藝術大学楽理科卒業。アレキサンダー・フォン・フンボルト財団給費留学生としてケルン大学音楽学研究所に留学。東京学芸大学教授、東海大学教授を経て、東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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