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内容説明
思うように動かない手足。しかし損傷しているのが脳の神経回路網であるなら、治療のターゲットは「中枢神経系の再生」である―。脳科学、身体の哲学、神経現象学、認知心理学、芸術、オートポイエーシスなど人間の知的・身体的・文化的創造力のすべてを総動員し、運動麻痺を被った心身の回復に挑む、イタリア発「脳を使うリハビリ=認知運動療法」の驚くべき世界。
目次
身体の声を聴け
第1部 思想から理論へ(リハビリテーション思想からの覚醒;運動療法のパラダイム転換;認知運動療法とは何か)
第2部 脳の機構と病理(随意運動のメカニズム;脳の病理をどのように捉えるか)
第3部 脳の中の身体を治療する(ホムンクルスの機能回復;脳損傷により失われる身体表象;運動のシミュレーション ほか)
リハビリテーションの未来のために
著者等紹介
宮本省三[ミヤモトショウゾウ]
1958年、高知市生まれ。理学療法士。1981年高知医療学院理学療法学科卒業。1983年同学院講師。1990年イギリス・フランス・イタリアにて研修。1995年同学院学生部長。2004年イタリア・サルトルソ認知神経リハビリテーション・センターにて研修。2000年より日本認知運動療法研究会会長を務める。日本理学療法士協会会員。脳損傷患者のリハビリテーションを主な研究領域としている。1991年にイタリアの神経内科医カルロ・ペルフェッティ(Carlo Perfetti)氏の提唱する認知運動療法を日本に紹介し、以後、脳科学、身体哲学、認知科学の融合した運動機能回復訓練を模索している。2005年には新しいリハビリテーション文化の構築を目指す「認知の樹プロジェクト」を提言し、セラピスト集団Azzurro(青)による舞台作品No.1「もし、身体の声が聴こえたら」を初演した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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