エクス・リブリス・クラシックス<br> 士官たちと紳士たち―誉れの剣〈2〉

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エクス・リブリス・クラシックス
士官たちと紳士たち―誉れの剣〈2〉

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560099148
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

戦場における名誉とは
第二次大戦を描いた名作

ガイ・クラウチバックが戦地アフリカから帰国すると、ロンドンはドイツ軍の空襲下にあった。新たに編成されたコマンド部隊に配属されて訓練地の島へ向かったガイは旧知の面々と再会し、同僚アイヴァ・クレア大尉の紳士らしい超然とした態度に感銘をおぼえる。やがて旅団長に復帰したリッチー=フック准将の下、部隊はイギリスを出発、ケープタウン経由でエジプトに到着するが、現地で合流するはずの旅団長は行方不明で、待機中の部隊の士気は下がるばかり。そしてついにガイの所属する隊にもクレタ島への出動命令が下った……。
悪夢のような戦場と、士官として重責を担うはずの紳士階級が露呈する無能ぶり。作家自身の従軍体験にもとづき、戦争の愚かしさ、恐ろしさとともに、英国階級社会の変質を痛烈に描いて、第二次世界大戦に取材した英国小説の最高峰と評されるイーヴリン・ウォー畢生の大作《誉れの剣》三部作の第二巻。本邦初訳。

内容説明

コマンド部隊結成からクレタ島攻防戦へ。ガイ・クラウチバックが戦地アフリカから戻ると、ロンドンはドイツ軍の空襲下にあった。新たに編成されたコマンド部隊に配属されて訓練地の島へ向かったガイは、元妻の二番目の夫トミー・ブラックハウス、王立矛槍兵団を追放された優さ男トリマーら旧知の面々と出会い、同僚アイヴァ・クレア大尉の紳士らしい超然とした態度に感銘をおぼえ親しくなる。やがて命令違反の処分もうやむやのまま旅団長に復帰したリッチー=フック准将の下、部隊はイギリスを出発し、ケープタウン経由でエジプトに到着するが、現地で合流するはずの旅団長は行方不明で、待機中の部隊の士気は下がるばかり。そしてついにガイの所属する隊にクレタ島攻防戦への出動命令が下った…。戦争の愚かしさ、恐ろしさとともに英国階級社会の変貌を描くイーヴリン・ウォー畢生の大作“誉れの剣”三部作第二巻。

著者等紹介

小山太一[コヤマタイチ]
1974年、京都府生まれ。英文学者・翻訳家。東京大学文学部英文科卒業後、同大学院修士課程、ケント大学大学院博士課程修了。現在、立教大学文学部教授。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

35
冒頭からガイとロンドン市民との齟齬が描かれる。未だナチスドイツが優勢だった頃灯火管制が敷かれ煙草の火さえ憚られたのに帰還したばかりのガイ達にはその感覚はわからない。空襲で町が破壊されていても「酒樽が零れて溝に酒が溢れてる」笑い話に関心が向く。結構年齢がいっているにも関わらず軍隊に加えられたガイの違和感は戦争中もずっと続いている。そして第三者が感じる違和感を当人が最も分かっていない居心地の悪さも続く。ガイの父も「できることなら部屋を空けて金がとれる下宿人を入れたい」家主の思惑を理解できずに彼等を苛立たせる。2021/11/22

本木英朗

21
〈誉れの剣〉三部作の二作目である。アフリカから帰国したガイはコマンド部隊に編入され、クレタ島攻防戦に参加するが……という話である。うーん、今回も俺はただただ読むしかなかったよ。ガイ以外にも多くの男性・女性が出てくるのだが、果たして!ということだろう。さすがはイーヴリン・ウォー、そして訳者の小山太一先生である。また来年には三作目が出るだろうから、それまでしばしのお休みだろうか。ではでは。2021/11/07

ケイトKATE

19
コマンド部隊に編入されたガイ。それまでの部隊で“アンクル(叔父貴)”と呼ばれて年下の士官に小馬鹿にされたのに対して、元妻の2番目の夫トミー・ブラックハウス、新たに友人となるアイヴァ・クレアなど、同世代の士官が多くガイは疎外感を感じなくなる。しかし、戦争はそんな状況をいとも簡単に吹き飛ばしてしまう。クレタ島作戦でドイツ軍の攻勢に劣勢となりガイたちは九死に一生を得る。イギリス軍がクレタ島を撤退することになったガイは、アイヴァがすでにインドへ去っていたことを知る。虚しさを覚えるガイに戦争で何を見出すのか。2025/05/03

takao

3
ふむ2023/07/09

中海

2
戦争三部作の二。前作のことは忘れたが、ファンなんで一応手に取る。戦争ものは頭に入ってきてもスルスルながれてく(女脳)。やっぱ英国人って戦争好きだし(勿論全員ではない)、この本なんか貴族だから故に司令官になっていてむしろ誇りに思ってるという、まあったく時代遅れな内容ではある。かわいいアイドルが、どんなに歌の内容や歌声が酷くても、その存在は発信しているというだけで尊いのだ。それは間違いなく愛であり、周りから見ると狂気なんだよね。本は面白かったです。2022/05/14

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