内容説明
「消毒しない」「乾かさない」とどうして痛まずに早く傷が治るの?理由は簡単、だって人体はそのようにできているから。
目次
こんなにきれいに傷が治る
常識を疑おう
傷はどのようにして治るのか
傷は湿潤に保とう
家庭でできる怪我、火傷の治療法
消毒しないと傷は化膿するのか
傷はなぜ化膿するのか
消毒薬ってなんだ?
痛い治療、痛くない治療
手術創の消毒をやめれば術後感染が減る
傷にぬっていいのは何か
なぜ「消毒とガーゼ」がスタンダードになったのか
皮膚と皮膚常在菌
善悪二元論を超えて
著者等紹介
夏井睦[ナツイマコト]
1957年、秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。日本形成外科学会認定医。特定医療法人慈泉会相澤病院傷の治療センターセンター長。2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげてインターネットサイト「新しい創傷治療」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lotta7
5
医療で分からないことは、医学<生物学<物理学・化学<数学の順番で考えるのが良いらしい。この著者の湿潤療法の著書を3冊読んだが、説明の仕方がそれぞれ違っているので興味深く読めた。基本原則「消毒するな」「乾燥させるな」をあの手この手で飽きさせない書き方は流石。別の著書では地球上に生命が誕生した頃の説明をし、他の著書では漫画やイラストで治療の説明を分かりやすくしている。本書は湿潤療法患者の症例をカラー 写真で紹介していて説得力がありました。2014/05/22
ハル
1
ホントにキレイに治って感動‼2015/08/04
vonnel_g
1
バンドエイドキズパワーパッドでおなじみの「うるおい治療」について、理論面から分かりやすく解説した好書。小さいお子さんをお持ちのご家庭は必読。そうでなくとも皮膚にトラブルのある方は読んでみると理解が深まって良い。2010/11/28