フリードリヒ・ハイエク

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  • サイズ B6判/ページ数 441,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393621844
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3033

出版社内容情報

ジャーナリストによる経済学者・思想家ハイエク(1899‾1992)の伝記です。専門外の人にも面白く読めるおすすめの一冊。

内容説明

世界を支配する思想はいかにして生まれたのか!?戦争と社会主義の20世紀を駆け抜けた経済思想家の生涯と交遊を余すことなく描ききった傑作ノンフィクション。

目次

第1部 戦争―1899‐1931(家族;第一次世界大戦;ウィーン大学;ニューヨーク;ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス)
第2部 イギリス―1931‐1939(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス;ライオネル・ロビンス;ジョン・メイナード・ケインズ;貨幣と景気変動;資本について;国際金本位制;社会主義経済計算論争;経済学、知識、情報)
第3部 ケンブリッジ―1940‐1949(理性の濫用と衰退;方法論について;『隷属への道』;有名人になる;モンペルラン協会;心理学;カール・ポパー)
第4部 アメリカ―1950‐1962(シカゴ大学;シカゴ学派;社会思想委員会;ジョン・スチュアート・ミル;『自由の条件』;ハイエクの影響力)
第5部 フライブルク―1962‐1974(『法と立法と自由』;自由と法;マルクス、進化、ユートピア;政府と道徳;思想史家として;ザルツブルク時代)
第6部 ノーベル賞―1974‐1992(栄誉;ミルトン・フリードマン;後期の貨幣観;経済問題研究所;マーガレット・サッチャー;おじいちゃん;『致命的な思いあがり』;ノイシュティフト・アム・ヴァルド墓地;「普遍的平和の秩序」)

著者等紹介

エーベンシュタイン,ラニー[エーベンシュタイン,ラニー][Ebenstein,Lanny]
アメリカ、サンタバーバラ出身のジャーナリスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでPh.Dを取得。経済・政治思想史についての著作に定評がある。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で教鞭もとっている

田総恵子[タブサケイコ]
翻訳家。十文字学園女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

24
ハイエクは、5つの役割分担を、非常に重要視しています。 具体的には、以下のの概念について、分析を重ねています。 ・市場 ・価格 ・司法 ・契約 ・私有財産 このハイエクの考え方を、野球の例えに当てはめると、 ・市場→プレーヤー ・価格→マネージャー・コーチ ・司法→アンパイア ・契約→グラウンドキーパー ・私有財産→試合球・塁 野球というスポーツには、私有財産の概念が、しっかりと存在します。 攻撃側チームには、「27個のアウトカウント」が、 守備側チームには、「4つのベース」が、必ず与えられます。2012/12/14

メルセ・ひすい

4
★5 『法と立法と自由』で「正しい行為のルールをすべての人間関係に適用し、同時に一般的に適用できないルールの強制力を削ぐことによって、私たちは全人類を一つの社会にまとめる普遍的平和の秩序に近づくことができるだろう」拝拝拝 そのような社会こそ、個人の自由を確保し、集団の秩序を達成して、技術的にも最も新保した社会となる。没後20年、世界はようやくハイエクに追いついた。世界を支配する思想はいかにして生まれたのか。戦争と社会主義の20世紀を駆け抜けた経済思想家の生涯と交遊を余すことなく描ききった。2012/11/20

ステビア

3
充実の伝記。豪華な装丁。2013/10/25

壱萬参仟縁

2
ロックの思想を踏襲し、法の支配を重視し、誰の弟子でもなかった。自由の価値を相当こだわっていた人だ(38ページなど)。勉強会を開き、「社会科学の方法論がしばしば取りあげられ、(略)経済理論での特定の話をすることはなかった。だが、経済政策に関することは頻繁に議論」(59ページ)されたらしい。評者はLSEを尊敬しているが、層の厚い社会科学が研究されているように思える。LSEはA.ルイスを黒人教授として認めたことから、人種差別のない普遍性を感じさせる。ハイエクは知識を制度や行動に見出せると考えた(263ページ)。2012/11/03

O. M.

0
ハイエクの伝記本。文献やインタビューの記録など豊富な周辺調査を通して、ハイエクの思想が分かりやすくまとまっている。ハイエクの原著は難しく読みづらいので、本書は彼の思想に興味をもっている人への導入本として価値があると思う。2013/02/11

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