サザエさんキーワード事典―戦後昭和の生活・文化誌

志田 英泉子【編著】

春秋社（千代田区）（2017/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 440p／高さ 19cm
• 商品コード 9784393499153
• NDC分類 210.76
• Cコード C0095

内容説明

サザエさんといっしょに歩く戦後昭和の社会・生活シーン。一女性の目線で描かれた新聞連載２８年間（昭和２１～４９年）の生きた語彙集。戦後昭和（昭和２１年～４９年）をめぐるキーワード＝１７３０項目。昭和史を概観する意図のもとに年代順に配列。当該時代の基本情報を示す。関連写真・図版を配置。昭和時代を象徴的するトピックスを付録に収める。逆引き索引を付す。

著者等紹介

志田英泉子［シダエイコ］
聖心女子大学卒業。上智大学大学院（西欧中世文化史）、ウィーン国立音楽大学宗教音楽研究科およびオペラ研究科他修了。元ウィーンフォルクスオーパー他契約歌手。元オーストリア・ビザンツ研究所研究員。ＲＣＡ（ロッテルダム）契約歌手（オペラ・宗教曲）。文化企画アヴェマリア代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[姉勤]

昭和21（1946）〜49（1974）年まで新聞連載された、サザエさんの単行本の、若い世代に向けた当時の文物、流行、世情、事件など漫画に登場するネタ元の事典。故に漫画自体は10本もない。一世代かそれ以前の、親世代から見聞きした馴染みがある事まで、グラデーションでの時代の移り変わりを実感できる。漫画と併読すればよりそれを感じられるだろうが、毒にも薬にもならないテレビアニメ化してからの雰囲気にはない、辛めの批評や毒っ気があるという、原作もいずれは読んでみたいところ。長谷川町子が現役なら、今の世情をどう切る。

2025/02/18