出版社内容情報
作家・松田青子さん推薦!
「「ゴール」も「正解」もない世界で、
どんな未来が待ち受けていようとも、
赤い靴を履き、けもの道を行く。
あらゆる「境界」の前で足掻く。
どうしたって痛い。
どうしたって傷つく。
それでも「自由」には抗えない。」
逃げ出してしまいたい。そう願っていたとき、ジャカルタで英語教師をしている「あなた」は悪魔から赤い靴を譲り受ける。冒険に連れて行ってくれるその赤い靴を履いて、どこへ行って何をするかはあなた次第。ニューヨークで成功を収めるのか、カリフォルニアで観光客になるのか、アムステルダムの歓楽街に迷い込むのか、決して止まることのない列車に乗るのか……物語の展開はあなたが決める、ゲームブック形式の長編。インドネシアのフェミニズムの旗手による移動と境界をめぐる傑作。英国PEN翻訳賞受賞作。
装幀:佐野裕哉 装画:Genie Ink
【目次】
内容説明
いい女の子は天国行き、悪い女の子は彷徨する。逃げ出してしまいたい。そう願っていたとき、ジャカルタで英語教師をしている「あなた」は悪魔から赤い靴を譲り受ける。冒険に連れて行ってくれるその赤い靴を履いて、どこへ行って何をするかはあなた次第。物語の展開はあなたが決める。インドネシアのフェミニズムの旗手による、移動と境界をめぐる傑作。
著者等紹介
パラマディタ,インタン[パラマディタ,インタン] [Paramaditha,Intan]
1979年、インドネシア西ジャワ州バンドン生まれ。インドネシア大学卒業後、カリフォルニア大学で修士号を、ニューヨーク大学で博士号を取得。現在はシドニーのマッコーリー大学で教鞭を取っている。学術研究と並行して、フィクション作品を発表。主な作品は、短編集Sihir Perempuan(『女の魔法』)、Malam Seribu Jahanam(『千の業火の夜』)など。『彷徨』の英訳The Wanderingで英国PEN翻訳賞受賞。フェミニストとしても旺盛な活動を行っており、インドネシアのフェミニスト詩人たちの英訳詩集を編集して英国にて出版。インドネシアでのフェミニズムや脱植民地化をめぐる活動を行うグループ「女性の思想学校」の設立・運営者のひとりであり、国内外でフェミニズムや文芸をめぐるさまざまなイベントに携わっている
太田りべか[オオタリベカ]
1964年、兵庫県宝塚市生まれ。1995年よりインドネシア在住。主に日本の文芸作品のインドネシア語訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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