アジア文芸ライブラリー<br> 至上の幸福をつかさどる家

個数:

アジア文芸ライブラリー
至上の幸福をつかさどる家

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月25日 22時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 500p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393455081
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

荒廃した墓場に家を建てて住み始めたヒジュラーのアンジュム。家はやがてゲストハウスとなり、そこでは著者の幻影とも思われるティロー、そのパートナーのムーサーなど、様々な傷を抱えた人々の人生が交錯する……。首都の抗議運動やカシミールでの紛争など、現代インド史の出来事を寓話的に織り交ぜ、凝り固まった世界の周縁で生きる人々の姿を詩情あふれる文章で描く。『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞した著者による20年ぶりの新作長編小説。(解説:拓 徹)
(Arundhati Roy, The Ministry of Utmost Happinessの邦訳)

たった一冊の本に、これほど多くの苦悩、喜び、愛、戦争、死、生、そして人間らしさが詰まっている。何度も人生を歩んだような気分になる一冊。――アニータ・フェリチェリ(『L.A. リビュー・オブ・ブックス』)

愛の描写には映画のような雰囲気があり、真の哀愁と深い感情を伴っている。〔…〕ロイの才能は大きな叙事詩ではなく、個人的なものに対する感性にある。詩的な描写、そして愛と帰属という複雑な方程式を巧みに描き出す能力に長けているのだ。――ミチコ・カクタニ(『ニューヨーク・タイムズ』)

過去20年間のインドを描いたこの親密な叙事詩は見事だ。政治的でありながら説教臭さはなく、感情に満ちつつも皮肉を帯び、詩的でありながら精緻な筆致が光る――『テレグラフ』

内容説明

荒廃した墓場のゲストハウスに集う、さまざまな傷を抱えた人々。ゲストハウスの主となったヒジュラーのアンジュム、著者の幻影とも思われるティロー、そしてそのパートナーのムーサー。首都の抗議運動やカシミールでの紛争など、現代インド史の出来事を寓話的に織り交ぜ、凝り固まった世界の周縁で生きる人々の姿を詩情あふれる文章で描く。

著者等紹介

ロイ,アルンダティ[ロイ,アルンダティ] [Roy,Arundhati]
1961年、インド・メーガーラヤ州出身、ケーララ州で育つ。デリーで建築学を学び、都市計画機関で働いた後、1997年のデビュー作『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞。社会活動家として世界的に注目される論客の一人

パロミタ友美[パロミタトモミ]
詩人、翻訳者、バウル行者。オーストラリア国立大学アジア研究学部卒業。サンスクリット語、言語学を学ぶ。2013年、世界的に著名なバウル行者の一人、パルバティ・バウルと出会い、師事。日印を行き来しながら公演・制作・展示活動等を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

36
複雑で凄惨な国家、歴史のなかで足掻きながら生きる人々を活写した圧倒的な群像劇。慣れない言語の固有名詞に四苦八苦しながら読み進めたが、強烈に個性的な登場人物の運命には目が離せなかった。超暴力的な出来事の連続に疲弊する以上に、血の通った人々が紡ぐ愛の物語に胸を打たれる大作である。あまりにもカロリーの高い小説で、読み終えた直後には暫く読書する気が起きない程だったが、それでも手に取って良かったと思う。2025/05/23

rinakko

9
素晴らしい読み応え。ヒジュラ―で娼婦のアンジュムを始め、風変わりな魅力を持つティローや、ティローの恋人兼元恋人で物静かなムーサーといった、其々のきつい境遇を抱えた人物たちが、力強く生き生きと描かれている。ここであらためて知らされる現代インドの複雑さ(マイノリティを切り捨てる大国主義、カシミール紛争をダシにする印パ両国、ナクサライトの内乱、カースト間の争い…)には胸が痛い。2025/05/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22646162
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品