内容説明
第二、第三の人生を自分らしく生きることに悩みを抱える女性は多い。夫婦、子供、友人との関係など、明るく軽やかな日々を送る心意気と気遣いとは何か。新たな希望のときを踏み出す一歩。
目次
1 爽やぐ(かくし味;紫水晶のパワー ほか)
2 望む(再び夢を;ときめきの英会話 ほか)
3 慈しむ(救いの言葉;天国の庭 ほか)
4 追慕する(再会;人生の舵取り ほか)
著者等紹介
熊井明子[クマイアキコ]
作家。長野県松本生まれ。信州大学教育学部(松本分校)修了。映画監督である熊井啓と結婚。長年ポプリの研究につとめ、ハーブにも造詣が深い。1999年『シェイクスピアの香り』などの著作活動について、「シェイクスピアの魅力を新たな角度から探求した業績を評価して」第7回山本安英賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なー
3
『ラ・ヴィアン・ローズ』→バラ色の人生、だそうです。よく聞くフレーズだけど、言われてみればよく分かっていませんでした(^^;)50代以上の女性達の小さな物語が沢山詰まっています。どのお話に出てくる女性達も、どこか自分と似た所があったり同じような事で悩んでいたり。そんな彼女達が小さなきっかけで本来の自分を取り戻していきます。小さい物、弱い物、柔らかい物、大切なのに忘れていた物、それらに向ける優しい視線と温かい光に癒されるような。作者の熊井さんが【掌編より短い『猫の掌小説』】と呼ぶ可愛い優しい本でした。2021/11/24
ルルイエ
1
素敵な話満載でした。でも各話が短すぎて私には物足りないかな…。最近の50代は、もっとバリバリ元気でやりたいことを自由にやってる人が多いと思う。この話は60代以上に相当する気がする。2024/05/10
ゆりお
0
【更年期舐めてましたすいま選】50代女性へおすすめとあり。帯に「林住期を迎え、前向きにいきいきと過ごすために」とある。インドの四住期の3番目、”世俗を離れ、迷いが晴れ、自分らしく自由に、人間らしく生きる時期”。そうありたいものだ。1編1ページ程の超短編。愛人に復讐するような縦読み漫画的な妻は出てこない。著者はポプリブームの立役者とか。平穏な、花を愛でる古き良き昭和の50代。雇用機会均等法ビフォーアフターを実感する。2025/06/02