内容説明
明治37年に創設され、現在も二百余名が京都山科の地で無所有・奉仕の共同生活を送っている一燈園。その創始者・西田天香とは一体何者なのか。猥雑な路頭の中で、徹底して懺悔の生活を貫き通した偉人の生涯。
目次
北の大地、北海道へ
夢破れ…
長浜愛染堂での大悟
天香、鴨川畔に遊ぶ
綱島梁川と中桐確太郎
思想刑事の尾行
お光の道場
倉田百三と尾崎放哉
「光」誌と『懺悔の生活』
大震災で天にひれ伏す
すわらじ劇園の誕生
一燈園と世界大戦
天香、参議院に托鉢
恐るべし、一燈園
一燈園異聞
天香と家族たち
嫡孫武、路頭に立つ
生き通しの天香
著者等紹介
三浦隆夫[ミウラタカオ]
1938年北海道生まれ。1961年同志社大学英文科卒。京都新聞編集委員、論説委員を経て西本願寺中央仏教学院卒。現在、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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