出版社内容情報
数奇な運命にもてあそばれ,無惨にも弱冠19歳で蕾の命を散らした有間皇子。歴史の流れの渦中に巻きこまれた俊才の無念さに限りない哀惜の情をこめて綴る万葉の一大ロマン。
内容説明
万葉の歴史の謎とロマンを抒情豊かに描く!歴史の渦中に巻き込まれ、弱冠19歳で逝った俊才―有間皇子の無念さに限りない哀惜の情を込めて綴る。
目次
皇太子離反
親と子
孝徳帝病む
孝徳帝崩御
大葬前後
小足媛逝く
謀略
皇太子と鎌足
八釣姫
一分へ
宮殿造営と土木事業
一分の里
魔手
皇子狂気
牟婁温湯
蘇我赤兄
盟約
皇子捕縛