出版社内容情報
機帆船ヤマネコ号をチャーターし,イギリス海峡航海に出るため老水夫ダックを雇う.ところが宝のありかを知っているダックを追う悪漢が,黒い船でヤマネコ号を追いかけてくる.海洋冒険ロマン.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっちー
13
随分読むのに時間がかかりましたが(児童書なのに500頁越!)、その分楽しく、はらはらする冒険の旅をたっぷり味わいました。甲板で皆が立ち働く様や、島に上陸してからの皆の実務能力、判断力の高さは目を見張るばかり。今回は前作より遥か遠くまで航海するし、本物の悪党が出て悪辣の限りを尽くします。冷静かつ勇敢に動く子供たちみんながかっこよかった。2015/01/21
ぼんくら
10
フリント船長とブラケット姉妹、ウォーカーきょうだいは、ヤマネコ号の船員にピーター・ダックを雇った。船乗り暮らし60年のベテランだ。ヤマネコ号が出航するとブラック・ジャックという男がマムシ号で追ってきた。ピーター・ダックが知っている宝の隠し場所をねらっているのだ。そこでフリント船長は、ブラック・ジャックより先に島へ行き、宝を掘り出す計画をたてる。実はこれは冬に皆で考えた物語。しかし大冒険物語でも、一番大事なのはスーザンの実務の能力でした。どんな時にもお茶の時間とロジャとテイテイの睡眠時間も忘れないし(笑)2011/12/24
brink
7
読んでいて毎日の航海の様子が細かく描かれていて楽しい。準備段階の買い出しの買い物内容や、台所の食品棚の中身の説明、船内部の図解などもきっちり描かれていて、とにかくワクワクする。お話としては描写が細かいぶん、序盤の展開が少し冗長かもしれないけど、この航海の日常がたまらなく好きです。2011/01/15
ぱせり
6
(再読) 大冒険の本筋よりも何よりも、カニ島をめぐってツバメ号が海を走る小さな場面が好きです。ヤマネコ号は素晴らしい船だけれど、小さなツバメ号がどんなに好きだったか、改めて知りました。2009/07/09
ロピケ
5
今年一番嬉しかったのは、夏休みに実家へ帰った時に本屋さんでこの本を見つけて小躍りし、誰にもとられないように用心しながらレジへ行ってお金を払い手に入れたことです。こんなにワクワクした買い物は子どもの時以来かも。図書館から借りて読んだことはあったものの、絶対手に入れたい本でしたから。この話での主人公は個人的にカニです。カニの不気味な行動にドキドキします。子どもたちにもこのカニのところはどうしても読んで欲しくて勧めたら、はまってましたが、まだいかんせん低学年なので読み切ることは出来なかった。いつかこの本にカムバ2009/08/05
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