出版社内容情報
死と生と愛の深淵を見つめ続けてきた著者が、渾身の思いを込めて解き放つ、珠玉の掌編小説集。死と生と愛の深淵を見つめ続けてきた著者が、渾身の思いを込めて解き放つ、珠玉の掌編小説集。著者、初めての掌編集。〈人生〉の断面を鮮やかに切り取って描かれる作品は、山あり谷あり涙あり、読む者に深い感銘を与える。
田口 ランディ[タグチランディ]
作家。1959年生まれ。代表作に「コンセント」3部作。小説以外にも、エッセイ、旅行記、ノンフィクションなど幅広く執筆。さまざまな分野で活躍、原発問題、福祉・介護、精神医療にかかわる講演も多い。
内容説明
苦しみのない人なんて、いない。それでも、私たちは生きている。介護、原発、死刑、犯罪、いじめ…複雑化する現代社会のなかで、いのちきらめく一瞬を見つけて、生きていく。“人生”が凝縮された掌編集。
著者等紹介
田口ランディ[タグチランディ]
1959年東京生まれ。作家。2001年に『できればムカつかずに生きたい』(晶文社)で第一回婦人公論文芸賞を受賞。小説以外にも、エッセイ、旅行記、ノンフィクションなど幅広く執筆。さまざまな分野で活躍、原発問題、福祉・介護、精神医療に関わる講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
百太
16
短編だからって訳じゃなくもの足りないなぁ~。2019/07/03
toshi
11
「しまんものがたり」と読むらしい。 色んなタイプの掌編小説集。 もともと「指鬘物語」という話は有るということで、この中にもその話を基にした作品が収められている。 いずれも可もなく不可もなくと言った60~75点くらいの小説。 作品の傾向が様々なので空いた時間にちょこっと読むには良いかも。2016/12/24
あきむら
10
久しぶりのランデイさんの掌編小説、指鬘は仏教からきてるそうですが、あまり心に残る小説は無かったです。2017/01/12
eriko*
9
物語的なものも、エッセイみたいに感じられるものもあった。掌編集は初めてだったけれど、田口ランディさんらしい作品集だった。2021/02/11
はね
4
田口ランディさんは若い人だと思っていたので、老いについての短編集なんて書くのか?と思いました。でも田口ランディさんは還暦が近い年齢で、この本は指について書かれたものでした。読みやすい本だったので、他の本も読んでみようと思います。2017/08/22