出版社内容情報
斯界の第一人者が現代俳句の多彩な展開を縦横に読み解いた名著の復刊。新たに秀作18句を厳選し、現代俳句の豊穣な世界へと誘う。
内容説明
斯界の実力者が現代俳句の多彩な展開を縦横無尽に読み解いた名著の復刊。新たに秀作十八句を厳選し、「俳句の現在」の豊穣な世界へと誘う。
目次
夜をこめて蟲の清めし曉ぞ
湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
野菊道数個の我の別れ行く
少年や六十年後の春の如し
白梅や天没地没虚空没
柩出るとき風景に橋かかる
うぶすなの言葉で通す冬の菊
階段が無くて海鼠の日暮かな
山を巻く一筋繩の涼しさよ
銀河系のとある酒場のヒヤシンス〔ほか〕
著者等紹介
正木ゆう子[マサキユウコ]
本名・笠原ゆう子。1952年(昭和27)熊本市生まれ。お茶の水女子大学卒業。1973年より能村登四郎に師事。俳論集『起きて、立って、服を着ること』(深夜叢書社)で第14回俳人協会評論賞受賞、句集『静かな水』で第53回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。現在、読売俳壇選者、熊本日日新聞俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 糸蜻蛉 - 句集