出版社内容情報
子どもはなぜ「頭足人」を描くのか。長年児童画を研究してきた著者がその豊饒な世界を案内。子どもの心がわかり子ども理解が深まる。0?10歳頃のママ・パパ・先生必見。
早期教育より大切な子どもとの関わり方とは?
世界中の子どもの絵を長年にわたり研究してきた著者が、子どもの絵の豊饒な世界に迫る。子どもはなぜ「頭足人(とうそくじん)」(頭から手足が直接生えている人間の絵)を描くのか? ――その謎を追いかけてたどり着いたのが、子どもの絵の変遷は生物の進化の歴史を再現しているという驚きの答え。また、絵には子どもの「こころ」を知るヒントがいっぱい。それは、意思疎通が難しい幼い子どもとのコミュニケーション法でもあるという新たな見方をもたらす。……他、大人を凌駕する優れた色彩感覚、名画にも通じる感性など、ただの「らくがき」と軽視しがちな絵が、想像をはるかに超える可能性を語り、子どもを見る目を一変させる。「子ども理解」を深め、こころを尊重する教育・育児のあり方に光を当てる書。カラー図版含め約100点の絵を掲載!
皆本 二三江[ミナモトフミエ]
1926年生まれ。武蔵野大学名誉教授。東京藝術大学美術学部工芸科漆芸専攻卒業、同専攻科修了。美術教育の立場から造形表現における男女の性差を研究。著書に『絵が語る男女の性差』(東京書籍)、『だれが源氏物語絵巻を描いたのか』(草思社)、編著書に『0歳からの表現・造形』(文化書房博文社)など。
内容説明
子どもはなぜ「頭足人」を描くの?美術研究の大家が、絵の不思議と子どもの可能性を探る。
目次
プロローグ 絵に秘められた無限の可能性
第1章 絵を描くことが育む豊かなこころ
第2章 絵の進化と子どもの発達―頭足人の謎
第3章 子どものこころが聞こえる―あふれる感性と個性
第4章 男の子の絵、女の子の絵―「ちがう」ことの素晴らしさ
第5章 見えない色を見るちから―優れた色彩感覚
第6章 さらに深く読みとるために―「ふつう」ってなに?
著者等紹介
皆本二三江[ミナモトフミエ]
1926年生まれ。武蔵野大学名誉教授。東京芸術大学美術学部工芸科漆芸専攻卒業、同専攻科修了。美術教育の立場から造形表現における男女の性差を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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