出版社内容情報
ホーナイや鈴木大拙・大谷光紹等との稀有な交流を軸に新フロイト派の臨床家として草分け的存在になるまでの半生と人間として〈いのち〉が成熟し深まり行くことの意味を語る。
内容説明
人は出会いを重ねて成熟し深まっていく。禅者・鈴木大拙や、精神分析家・ホーナイとの交流を軸に、“いのち”を育てることを願いとして生きた一精神療法家が語る稀有の人生。
目次
第1章 いのちの海
第2章 不安と感覚の解放
第3章 あせらず、あきらめず
第4章 何のために生きていくのか
第5章 人間が人間に影響する
第6章 直観と共感の世界へ
著者等紹介
近藤章久[コンドウアキヒサ]
1911年山口県生まれ。東京大学法学部卒業。映画館経営や学校の開設、旅行会社勤務、貿易業など様々な経験を経た後精神医学を志し、35歳で慈恵会医科大学に入学。卒業後渡米。新フロイト学派の精神分析家カレン・ホーナイに師事、また鈴木大拙や大谷光紹にも知遇を得、ホーナイの死後アメリカ精神分析研究所の講師をつとめた。帰国後目黒区八雲に精神療法専門のクリニックを開き、以後1999年に亡くなるまでの40年間、臨床と治療者の育成とに情熱を傾けた
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