“性”なる家族

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“性”なる家族

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393366424
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0011

内容説明

ブラックボックスの蓋を開く。語られることなく置き去りにされたものの中に、家族の本質はある。性虐待からDV、セックスレス、不妊治療、セクハラまで。カウンセリング経験をもとに、性にまつわる力関係を読みとく渾身の論考。

目次

第1章 性虐待の背景にあるもの(娘が「かわいい」と語る父親;少女が支える家族 ほか)
第2章 家族神話を生きる妻(神話を支える妻たち;セックスという名の深い河 ほか)
第3章 不可視化された暴力(加害者を嘲笑せよ;マジョリティであることの恐怖 ほか)
第4章 トラウマと時間(セクハラ元年、メディアの変化;トラウマと引き金 ほか)

著者等紹介

信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年生まれ。臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、DV、子どもの虐待などに悩む人たちやその家族、性暴力やハラスメントの加害者、被害者へのカウンセリングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

77
家庭内で起きる性暴力についての本。読んでいて悲しくなったり怒りが沸々とわいてきたりする。誰にも相談できない秘密を抱えさせられる孤独を思うと本当につらい。子供や孫、きょうだいなど(男子が標的の場合もある)へ性暴力をして、外では立派な社会人として尊敬を集めている者もいるそうだ。被害者の事を思うと胸が痛む。トラウマを抱えさせられた人がどうか救われますように。本書の中で『戦争とトラウマ』という本が紹介されていて、興味を持った。きっと私達が家庭や学校、クラブ活動等で受けた理不尽のルーツは軍隊にある。もっと勉強する。2021/01/28

ochatomo

21
「自分は上」という価値観(家父長的信念)で、性暴力が弱い女性・子どもへ向けられる 『その影響はどうか、といったところまで思考は及ばず、性加害行為の実現で座標軸が途切れている』 近親相姦ではなく性虐待(子どもや妻へ「相」はあり得ない) 痴漢は欲求不満ではなく計画的な性犯罪、“痴”を使って周辺化しマジョリティを守り冤罪という言葉乱用 男性の性的快楽を充足する場所は用意され家庭内外の使い分けを許す 『DV加害者の非犯罪化は、国の暴力=戦争の非犯罪化と通底』 その他読みやすく書かれ、広く読まれてほしい 2019刊2021/05/19

ミッチ

12
信田さんの説では、性加害者に関する本能▪衝動説は間違い。目標設定、そのための戦略の練り込み、実行のチャンス…といった一種のアチーブメントとして性犯罪が考えられる。例えば小児性愛者は、既に周到な職業選択から始まっている。彼らの多くは巷の先入観とは異なり優しげなイケメンも多い。また、性犯罪者は家族と家の外を明らかに区別していることが多い。痴漢、盗撮、露出等の加害者は傍目にはあんな穏やかな人、妻に対して受動的で総じて夫婦仲もいい人が多い。なんか分かる!参考になりました(*^^*)

shikashika555

10
重い。読むのがしんどかったとこも数箇所あり。 これ、書くのにどれだけのエネルギーを動員されたんだろう。 女性側から見たら当たり前の日常が、男性側から見たら単なる不愉快極まりないトンデモ論であるのだろうか。 透明なマジョリティという安全な所から、突然「加害者」として引きずり出される恐れに対する恐怖。 被害者女性を攻撃し、フェミニストを口汚く罵る彼らの真意はこれなのだな。 2019/07/11

フクミミ

9
加害者である父親の娘に加えた性虐待は、娘が口を噤んでいるのをいいことに、脳内では「ひどいことをしていない、娘も喜んでいる」と変換されているのだ。時として男性の女性に対する考えに、極めて自分に都合のよい解釈をする不思議。自分の好意を無条件に女性が受け入れてくれるはずだ、と無邪気に信じ込む男性のなんと多い事か。幼くても子供は肉親の異性が自分を性的な目で見ているのか敏感に察するとともに嫌悪感を覚えるものだ。 読後、世の中は男性優位の土台で作られているのだと今更ながら気持ちが重くなる。2022/12/15

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