出版社内容情報
沈黙の宇宙空間で見たもの,死ぬ瞬間に人が見るもの,悟りとは等,宇宙飛行士,人工知能研究者,精神医学者,心理学者,仏教者らが人類の意識転換の方向を語る感動の講演。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gotoran
11
1985年に京都で開催された第9回トランスパーソナル国際会議での講演の中から心理学的なもので選び出された11名の発表者(宇宙飛行士、心理学者、精神科医、仏教哲学者他)の講演録。西洋的な近代自我を超て宇宙意識に接近する、ホリスティクな意識を持つという観点から、約30年前の資料ではあったが、いずれも興味深い内容。特に、箱庭療法として知られているサンドプレイの開発者のD・カルフ、「死の瞬間」で有名なE・キューブラ=ロス、初代ITA会長でホロトロピック・セラピーの開発者のS.グロフに興味深々。2013/08/10
tekesuta
0
1985年第9回トランスパーソナル国際会議講演を編集したもの。心理学だけでなく、科学や歴史宗教など多彩な内容だった。地球が一つになるという講演者の話などはちょっと古さを感じさせるがデカルト的な参照のある世界、あるいは人間を分解できる機械とみなす発想などの弊害を説いてるところなどは今でも、傾聴に値する話である。 2011/05/18
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