内容説明
フランス在住35年のエッセイスト指圧師が描く、“からだ”とのつき合い方。人生100年時代へと突入した現代、そもそも“健康に生きる”とはどういうことなのだろう?東洋と西洋という、ふたつの文化のちがいのなかで対話と実践を繰りかえしながら紡ぎだされた、“健康のかたち”をめぐる思索の軌跡!
目次
第1章 感性の日本人、言葉のフランス人(婦人科医とともに;「五月革命」に続く性の解放とピル ほか)
第2章 日本とフランス、その現代的病因と対処法(父親の参加度は高いけれど―女性たちの精神荷重;産休・育休を駆使して闘う女性たち ほか)
第3章 ディア・ミドルエイジ!―私が新しい自分と出会うまで(子育ては開眼のチャンス;衰えを感じる四〇代だからこそ ほか)
第4章 施療室に吹きだまる言葉たち(「手当て」が癒すもの、変えるもの;時にはコントロールするのをやめてみよう ほか)
第5章 言葉とどう向き合うか(「聴く/主張する」関係性の中に身を置く;弱くてもいい、のこころ ほか)
著者等紹介
浅野素女[アサノモトメ]
1960年千葉県生まれ。フリージャーナリスト、エッセイスト、指圧施療師。上智大学外国語学部卒。フランス在住35年あまり。雑誌、新聞、ラジオでフランスの「いま」を伝えるかたわら、40代の時に指圧と出会い、パリで指圧および東洋医学の免状を取得。パリ郊外で施療を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nranjen
4
フランスに長く住む著者が、指圧の道に進むことになった経緯が描かれている。日本とフランスの医療事情、特に婦人科は(そしてフランスで自分にあった先生に当たった場合)雲泥の差なのだろう。でもここに書かれていない、日本の医療事情の素晴らしい点もたくさんあることも忘れてはならない。体の声を聞く、自分の心の声を聞くことの大切さを改めて気づかされるような本。2021/07/21
のせなーだ
2
フランス人と日本人についてですが、ステレオタイプで、出版年を見てしまった。内容も別に。ざっと斜め、速読。2021/11/15
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