出版社内容情報
長年ヴィパッサナー瞑想を指導してきた西洋人女性による仏教瞑想入門書。仏法僧への帰依,八正道,慈悲など,仏教の基本的な教えを現代的なスタイルでわかりやすく説く。
内容説明
ヴィパッサナーないしテーラワーダ(「長老の教え」を意味する)仏教の注目すべき点は、非常にシンプルな修行法であるということです。その修行は必ずしも容易なものではありませんが、不可能なものでもありません。スピリチュアルな修行の結果がいつ現れてくるのかは誰にもわかりませんが、本書で語られる努力が、心の解放として、必ず実を結ぶものであることは確かです。
目次
変化の可能性―シンデレラ物語
瞑想―人生を変容させる道
瞑想や生活の中で出会う困難
二五〇〇年の旅路
ブッダの基本的な教え―四つの聖なる真理
八正道(智慧;道徳性;集中)
生活の中の修行と聖なる在り方
ガイドとサポート―先生、サンガ、リトリート
よく質問されること
サンガとしての世界
聖典からの抜粋
著者等紹介
ワイスマン,アリンナ[ワイスマン,アリンナ][Weisman,Arinna]
南アフリカ出身。修行歴21年、指導歴14年。西洋人女性として最も初期のヴィパッサナー指導者であるルース・デニソンの後継者。米国における最初にして最大のヴィパッサナー・リトリート・センターである、マサチューセッツ州バリーの「インサイト・メディテーション・センター」で指導にあたる。最近「ダンマ・ディーナ・メディテーション・センター」をマサチューセッツ州ノーサンプトンに設立した
スミス,ジーン[スミス,ジーン][Smith,Jean]
30年以上にわたり出版に携わる。近年はコンサルタント、ライター、編集者として活躍。仏教関係の入門書を数多く企画編集している。長年、仏教を修行してきており、アリンナ・ワイスマンの生徒でもある
井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
1959年山梨県に生まれる。京都大学文学部哲学科宗教学専攻中退。曹洞宗で出家し道元禅を学ぶ。縁を得てビルマに渡り88年テーラワーダ仏教にて出家、ヴィパッサナー瞑想、パーリ経典とその解釈学、アビダルマ仏教心理学などを学ぶ。タイ、スリランカ、イギリスを巡礼して91年に帰国後、経典の翻訳に関わる。93年よりカナダ、イギリス、アメリカにて布教と瞑想指導にあたる。97年マサチューセッツ州バリー仏教研究所の客員研究僧を最後に還俗。98年マサチューセッツ大学医学部でのストレス・リダクションプログラムのインターンシップを特待生として研修後帰国。宗教の枠を超えて瞑想を医療や教育、福祉の現場に手渡す方法を模索している
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