出版社内容情報
人間は,肉体的存在であるとともに霊的な存在でもある。死を目前にした患者の見たものは何だったか? 心理・宗教・医学等,各界の権威が「臨死体験」問題を徹底討論。
内容説明
心理・宗教・医学など、各界の権威が人類最後の大問題を徹底討論。医療・看護・福祉・ホスピス等関係者必読の貴重な資料。
目次
第1部 臨死研究序説(臨死研究の概要)
第2部 臨死体験の諸相(生命を脅かす危機状況に対する心理的反応;臨死体験の研究;臨死体験を計測する;臨死体験尺度)
第3部 臨死体験の理論(死体験の実在性;エルンスト・ロディンの「死体験の実在性」について;死後の生命の心理学;臨死体験;ストレスに起因する大脳辺縁葉機能異常の病態生理学;母胎の中の宇宙;出生モデルではなぜ臨死現象の説明ができないか;臨死体験の精神力動;ユング、超心理学、臨死体験)
第4部 臨死体験の臨床的側面(臨死体験;臨死時の現象と集中治療看護;ラザロ症候群;臨死体験者に対する臨床的関与)
第5部 臨死体験の結果として生ずるもの(臨死体験と自殺未遂;人間の死体験;臨死体験者の変容の意味)