出版社内容情報
自然の美や神話など、多彩な話題を交えながらこのすばらしい世界を記述する先端の科学理論=相対性理論と量子論をわかりやすく語る。自然の美、神話や伝説の謎、先人のひらめきなど、多彩な話題をちりばめながらこのすばらしい世界を記述する先端の科学理論=相対性理論と量子論を楽しくわかりやすく語る!
佐治 晴夫[サジ ハルオ]
1935年東京生まれ。理学博士(理論物理学)。日本文藝家協会会員。東京大学物性研究所、玉川大学、県立宮城大学教授、鈴鹿短期大学学長を経て、同短期大学名誉学長。大阪音楽大学大学院客員教授。丘のまち美宙(MISORA)天文台台長。無からの宇宙創生に関わる「ゆらぎ」研究の第一人者。NASAのボイジャー計画、“E.T.(地球外生命体)”探査にも関与。また、宇宙研究の成果を平和教育のひとつとして位置づけるリベラル・アーツ教育の実践を行い、その一環として、ピアノ、パイプオルガンを自ら弾いて、全国の学校で特別授業を行っている。主な著書に『宇宙の不思議』(PHP研究所)、『おそらにはてはあるの?』『夢みる科学』(以上、玉川大学出版部)、『二十世紀の忘れもの』(松岡正剛との共著/雲母書房)、『「わかる」ことは「かわる」こと』(養老孟司との共著/河出書房新社)、『からだは星からできている』『14歳のための物理学』『14歳のための時間論』(以上、春秋社)、『THE ANSWERS―すべての答えは宇宙にある!』(マガジンハウス)、『量子は不確定原理のゆりかごで宇宙の夢をみる』(トランスビュー)など多数。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
16
宇宙は広いよね。私の理解を超えてる。そもそも平面でしかない地球で宇宙という概念は成立するのかな?科学も突き詰めれば、みんなが言ってるから以上でも以下でもないんだよね。反対する人がまともなことを言ってないって切り捨てるだけ。むつかしいよね。2020/06/18
やいっち
16
この手の本には目が無くて、本書も著者が全く未知の人なのに、題名とテーマだけで手にしてしまった。内容的には、類書で読んだことが大半で、本文そのものはスーと読めてしまった。一方、巻末のノート(注釈や専門的な説明や数式の類)は大学生レベル。数式に弱くても本書の本文は読めるけど、ノートとなると、よほど数的センスがないと。でも、中学生でもこの程度の数式を理解できる連中がいるんだろうなー。2016/10/30
まいこ
11
「数式の苦手な方は、それを詩の一部だと思って読み進めて」とあって、そんなわけにいかんだろうと思ったけど、全体が美しくてカルロ・ロヴェッリを読むような一冊だった。我々の観測する世界とは、数種類の素粒子がくっついたり離れたり。でも突き詰めれば、宇宙のすべての出来事は真空の海に起こる渦のようなもの(場の振動)で、それを我々が粒子として波として観測している。我々自身もまた、宇宙の進化の一瞬の、一時的にエネルギーが集まった渦のようなもので、身体をなすそれぞれの原子が138億年の歴史を持つことを思うと意識が遠くなる2024/04/15
なおじん
11
☆4 数式はほとんど理解できませんが、宇宙からの視点で語りかけてくれます。原子レベルまでミクロ視し、宇宙レベルまでマクロ視しながら、世の中の仕組みを考えさせられました。またいつか、読み返そうと思います。2017/03/25
オカヤン
7
相対性理論を14歳になった気持ちで学ぶ。高速で動く箱の中の時間が、外から見るとゆっくり進んでいる、、、ということがめちゃくちゃわかりやすかった。宇宙を知るなら物理からということか。。物理も哲学の影響を受けてると筆者の意見が素敵だった。2020/11/10