出版社内容情報
『正法眼蔵』のなかでも特に関心を集めてきた「有時」の巻について、曹洞宗の僧侶と『正法眼蔵』を読むために今まで哲学を研究してきた(?)哲学者が対談。第1部では『正法眼蔵』との出会いなどについて対談し、第2部では実際に「有時」の巻を読んでいく。
【目次】
内容説明
『正法眼蔵』のなかでも特に注目を集めてきた「有時」の巻をめぐる対談は、時間をテーマに始まってやがてすべてを巻き込んでゆく。
目次
第一部 お坊さんになりたかった哲学者と、哲学者になりたかったお坊さん(お坊さんになりたかった哲学者、中村昇;大学院の修士課程で『正法眼蔵』と本当に出会った;哲学者になりたかったお坊さん、藤田一照;唯一無二の自分が何者かを究明したくて出家;内山興正老師に教わったお坊さんの心構え ほか)
第二部 『正法眼蔵』「有時」を読む(「有時」の意味;有時と『存在と時間』;有時と倫理;有時と科学;三つのじじ無礙 ほか)
著者等紹介
藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県生まれ。曹洞宗僧侶。東京大学教育学部教育心理学科卒業。同大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、兵庫県にある曹洞宗の紫竹林安泰寺にて得度。87年にマサチューセッツ州にあるパイオニア・バレー禅堂に住持として渡米。2005年帰国。2010~18年に曹洞宗国際センター所長を務め、アメリカの大学や瞑想センター、大手企業などで坐禅を指導
中村昇[ナカムラノボル]
1958年、長崎県佐世保市生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、中央大学教授。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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