出版社内容情報
現代における比較思想の意義は何か? 異なる文化・思想の比較が、発展する自然科学や混迷する世界情勢のなかで、共通の立脚点や新しい視座の獲得にいかに重要か? 龍樹と伝統論理学、西田と量子力学、禅とキリスト教などスリリングな具体的比較から探究。
内容説明
異なる文化が対立し、混迷する世界情勢のなかで、未来のための共通の立脚点や新しい視座を獲得するための自己変容と自己変革。龍樹と伝統論理学、西田と量子力学、禅とキリスト教などスリリングな具体的比較から探究し、いま求められる思想のかたちを示す。
目次
1 宗教の哲学と思想
2 存在について
3 自然科学の哲学
4 認識論
5 比較思想
6 随想・芸術の思想
7 未来への展望―叡智の論理学に向けて
著者等紹介
橋〓[ハシヒサキ]
東京都出身、ウィーン国立音楽大学卒業後、同校で芸術修士号(Mag.atrium)を取得。ウィーン大学哲学科に進み、1994年哲学博士号(Dr.phil./PhD)取得。1995年より同校哲学科講師、2003年同校で哲学全域の教授資格(ハビリタツィオン)を取得。現在ウィーン大学哲学科Univ.‐Doz.(Dr.habil.教授資格博士)/員外専属教職者。ポーランド国立学術院(Polish Academy of Sciences)国際大学大学院綜合哲学科(GSSR/IFiS PAN)客員招聘教授。2008年ウィーン比較思想・学際研究協会(法人認可、略称KoPhil)を創立、同理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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