内容説明
こころの雑音が消えるとき、自由と幸福があなたをつつむ。激動の時代を生き抜いたマインドフルネスの巨匠ティク・ナット・ハンの50年を超える仏道指導のエッセンス。人間がほんとうの豊かさと幸せをとり戻すための新しい生きかた。
目次
第1章 騒音という常食
第2章 ラジオNST―止まらないラジオ
第3章 雷のごとき沈黙
第4章 深く聴く
第5章 静寂の力
第6章 注意をそそぐ
第7章 つながりを育てる
著者等紹介
ティク・ナット・ハン[ティクナットハン] [Thich Nhat Hanh]
1926年、ベトナム中部生まれ。禅僧、平和・人権運動家、学者、詩人。世界的に知られた精神的指導者であり、その卓越した教えは全世界に影響を与えている。マインドフルネスの実践についての著作多数。多くがベストセラーになり、世界中の読者に広く読まれている。ニューヨークタイムズでは、ダライ・ラマに次ぐ西洋に大きな影響を与えている仏教界のリーダーと評されている。行動する仏教(エンゲージド・ブッディズム)を提唱し、1966年にはワシントンDCでベトナム戦争終結の和平提案を行うが、戦闘中止を訴えたため、反逆者と見なされて帰国不能になる。以後40年、フランスで亡命生活を送る。マーチン・ルーサー・キングJr.牧師の推薦により、1967年度のノーベル平和賞の候補となる。1973年のパリ平和会議ではベトナム仏教徒主席代表を務めた。1982年、南フランスにプラムヴィレッジ・瞑想センター(Plum Village Practice Center)を設立。社会的活動を継続するとともに、その教えにひかれて集まる多くの人々への瞑想指導を始める。彼の精神的指導のもと、プラムヴィレッジは小規模な地方の農場から、西洋でもっとも大きく活動的な仏教僧院へと成長した。当地には200人を超える僧・尼僧が居住し、毎年世界各地から訪問者を多数受け入れている。ティク・ナット・ハンは、現在も世界中で「応用仏教(Applied Buddhism)」の瞑想リトリートをリードし続けている
池田久代[イケダヒサヨ]
1949年、山口県に生まれる。1975年、同志社女子大学大学院文学研究科修士課程修了。2013年、奈良女子大学大学院人間文化研究科比較文化学博士課程満期退学。皇學館大学教授を長く務め、2015年3月に退職。2007‐2009年、ハーヴァード大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 感じることば 河出文庫