希望のディアスポラ―移民・難民をめぐる政治史

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希望のディアスポラ―移民・難民をめぐる政治史

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393333778
  • NDC分類 334.4
  • Cコード C0031

内容説明

人口減少が進む日本の外国人労働者。欧米と中東における移民と難民。人間の越境の歴史は、現代社会とどう関わっているのか。パレスチナ/イスラエル研究者であり、原発事故の避難者でもある著者が、「国家」「民族」「よそ者」の既成概念に揺さぶりをかける骨太の論考。

目次

ディアスポラ元年としての明治維新、そして今
「棄民」か「棄国」か―出ニッポンの今・昔
ポストコロニアリズムは終わったのか
「美しい国」の移民政策
アメリカ合衆国とヨーロッパ諸国の「自国第一主義」―移民に依存しながら移民を否定する二律背反の歴史
現代の移民・難民の排斥と古代・中世のディアスポラ―「ヨーロッパ」と「中東」の分断はいつ起きたのか
パレスチナ人ディアスポラとクルド人ディアスポラ―中東分割で離散と対立を強いられた民族
労働経済から見たイスラエルとパレスチナ―労働機会を求める人、労働力を求める社会
ディアスポラとジェンダーをめぐって

著者等紹介

早尾貴紀[ハヤオタカノリ]
1973年生まれ。東京経済大学准教授。専攻は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

18
ディアスポラという言葉・概念を広めたい、と著者は語る。その意味において、彼の挑戦は定義射程の限界までトピックを扱う非常に意欲的な作品として評価できるかもしれない。とは言え、ご自身の経験や出会い語りも多く、私見だが本書はエッセイ集かな。率直に言うと、内容の濃さにバラツキが多く、中途半端な印象を受ける。例えば、ドイツや日本の難民受入を扱うがその分析はかなり表面的だ。そこで出典や参考書籍リストを見ると、あ~と納得がいった。論文や学術書よりも、当事者の経験や語りを編集した書籍が多い。もう少し丁寧な議論欲しかった。2020/05/28

まると

11
欧州に押し寄せる難民・移民の問題を解決する手立てはないものかと考えていたところ、書店でタイトルを見て衝動買い。しかし、最後まで読み終えても、正解は見つからなかった。パレスチナ問題を労働経済の観点から見る視点は参考になった。問題意識の高い学者だとは思うが、もう少し丁寧な言葉遣いで人種や民族、宗教とのかかわりを論理的に整理して書いてくれないと、説得力は高まらないかな。特に前半の「日本・東アジア編」はブログでつづった軽めのエッセイといった趣で、帯にあるような「骨太の論考」とは言い難い。2020/02/01

kentaro mori

4
ディアスポラはすぐそばにある。いや、私たちは誰もが潜在的にディアスポラであると言えるのだろうか。⚫️ディアスポラは当たり前に見えている世界を異化する視点になりうる。そのときようやく、「絶望」のなかから「希望」が見出せるのかもしれない。2020/05/22

Junichi Watanabe

3
#読了 。ディアスポラや移民等の事に興味を持ち購入。しかし著者の思想の偏りが著しく肝心の知りたい事がかすんでしまう。バイアスがかかっている論考なので、今一つ信用できない。はっきり言って自分には読む価値がなかった。2024/11/13

林克也

2
国とか民族とは何だろう。そこに属している人一人ひとりは皆それぞれで、いろんな違いがある。そういう人たちを一纏めにして成り立つ“国”とは何なのか?今、国が個人を守ることをしないし、それに期待も持てない。日本の政府(政治屋を操って税金を懐に入れている連中)は国民を生身の人間とは見ていない。法律も機能停止している。「ディアスポラになることで、国家から逃げられるわけではない。その意味で、ディアスポラは明快な解決でも希望でもない」とあるがそれを課題として取り組むには、あまりに“民度”が低い日本。溜息しか出ない。 2020/03/24

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