内容説明
歌うように踊るように、胸ときめいて生きるために。エロスとセクシュアリティの現在。
目次
第1章 美男の聖職者
第2章 「愛」のための準備
第3章 脱ぎはじめた女性たち
第4章 「不感症」という傷
第5章 「アジワイ」のある性愛
第6章 罪悪感のないセックスへ
第7章 「不倫」から「婚外恋愛」へ
第8章 「恋」の壊死
第9章 「セックスレス」という難問
第10章 祝福としてのセックス
第11章 エクスタシーと瞑想
著者等紹介
宮迫千鶴[ミヤサコチズル]
画家、評論家、エッセイスト。1947年、広島県生まれ。1970年、広島県立女子大学文学部卒業。画家としての活動とともに写真・美術評論、女性の視点から文化論を展開。伊豆高原に転居後は、自然や暮らし、身体・いのち・霊性の不思議に着目、多くのエッセイを発表。1992年、『緑の午後』(東京書籍)が“世界でもっとも美しい本展”(ライプチヒ)で銀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pom
3
性をめぐる宗教の教えや道徳にひどく歪んだものがあると感じていた筆者が色々な本や他者との関わりの中で考えを深めて行きます。11章で紹介された瞑想によって到達する時間を超越したエゴのない状態で自意識が消失し自然の一部になるってどんな感覚なんでしょう…心惹かれました。2013/11/17
merry
1
この発想はなかった。もうちょっと勉強したくなりました。2009/09/19
よちゆし
0
副題の、「祝福としてのセックス」がいい言葉だ。セックスはタブー視されているけれど、性を語らずして少子高齢化等の問題を語れるのだろうか。草食化が叫ばれている反面、性加害犯罪も頻発している。女性の立場からの性を理解したいと思っていたので、興味深く読んだ。結婚の制度は子育てには有効だが、性の面から見ると適切ではないとの見解。夫婦生活を円満に送るためには、子育て後の生活の仕方が大切なのではないかと思った。2024/02/24