神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド 漂流するメディア政治―情報利権と新世紀の世界秩序

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393332207
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

経済破綻,政治混乱,国際的にも泥沼日本の根本問題を,同時多発テロの内幕とブッシュ政権の正体,田中康夫・田中真紀子問題と官僚の狡知など,具体的事実から徹底的に分析。

内容説明

政治とは何か?戦争とは何か?メディアは何を伝えるべきなのか?田中康夫・田中真紀子現象の本質からグローバリズムの正体まで、激変する21世紀を生き抜くためのリテラシー。

目次

第1部 情報化社会とメディアの影(テレビ・メディアの真実;記者クラブの功罪;法律にひそむ官僚の利権;サイバーな監視社会の到来)
第2部 同時多発テロ後の世界(テロとアフガン報道の影;グローバリゼーションとアメリカの利権;セキュリティと自由;ユニバーサルなリベラリズムを求めて;日本のテロ対策の迷走)
第3部 日本的システムの崩壊(田中真紀子と官僚の対決に見る近代日本の病理;日本的システムの「終わりの始まり」;政治と正統性;川辺川ダムと奮闘する雑誌メディア;ニッポンは脱皮できるか)

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年仙台市生まれ。東京大学文学部卒。東京大学大学院博士課程修了。東京大学教養学部助手、東京外国語大学講師を経て、現在、東京都立大学人文学部社会学科助教授。社会学博士

神保哲生[ジンボウテツオ]
1961年東京生まれ。15歳で渡米。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信など米国の報道機関の記者を経て、1993年に独立。ビデオジャーナリストとして日米のテレビ局向けのドキュメンタリー制作に携わる。1999年、ニュース専門インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を立ちあげ、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

9
video news.comの「マル激トークオンデマンド」で放送されたものを再編集した本の第1巻と言うべきか。放送が始まった最初期、その頃は2001年の9・11のことが大きな問題だったなあ。それにしても神保さんと宮台さんの先見の明、鋭さは流石だなあと思うけれど、日本の状況はあの頃だって相当酷かったのに益々酷くダメになっているのが情け無い。ブッシュ政権よりトランプ政権、小泉政権より安倍・菅政権が物凄く劣化していることが身に沁みる。2021/03/07

takeapple

4
マル激の初期の記録。今こそ日本というシステムの終わりの終わりなのかと昨今の政治状況から思う。2024/11/16

tasuku

3
10年前に書かれた本、とは思えないほど今の社会に当てはまる気がしました。それってものすごく怖いことだなぁ、と。2012/05/11

タク

2
ビデオジャーナリスト・神保哲生氏が主催する日本初のインターネット放送局で行われている、社会学者・宮台真司氏との対談をまとめた一冊。内容は01年のもの/まだ2ちゃんねる的なものに期待を寄せていた彼らの言説が読めます2014/06/08

keepfine

1
2002年刊行の本書で扱われる諸問題は15年以上経過した未だになんら解決されていない。記者クラブの閉鎖性はさることながら、損得/正義という図式がこの時期から用いられている。小泉構造改革や田中真紀子が外務大臣になった時期と重なり、本書全体に、政官財の既得権構造を問題化する視点が多い。2019/01/31

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